消防防災ヘリコプターの運航再開
2025年05月29日提供 資料提供

提供課等:危機管理部消防防災航空センター
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5月26日の鳥取県消防防災ヘリコプターによる水難救助訓練において、隊員をホイストで吊り上げ中に、隊員が装着していた水難救助用フィン(足ひれ)の片方がダムの水域に落下する事案が発生し、原因究明のため消防防災ヘリコプターを運休していましたが、事後検証を実施し、再発防止対策を講じ安全運航する体制が整ったため、30日(金)8時30分から運航を再開します。
記
運航再開日時
5月30日(金)8時30分
事案の概要
(1)日時 5月26日(月)12時23分
(2)場所 東伯郡琴浦町 小田股ダム ヘリの位置堰堤南側約50m、水面から約30m
(3)状況 隊員をホイストで吊り上げ中に、隊員の左足に装着していたフィン(水難救助用足ひれ)がダムの中に落下した。すぐに小田股ダム内を捜索したものの、発見には至っていない。
物件落下の原因
・隊員が装着していたフィンは、消防防災ヘリコプターからホイストで隊員を水面へ降下し、水面で救助訓練中に、隊員同士の接触又は当該隊員の一部が左足フィンに接触したことが判明。
・フィンの踵固定ベルト、落下防止スリング(耐荷重性のある固定ひも)の両方が踵から離脱し、それに気づかないまま当該隊員がホイストで吊り上げられたため、フィンの自重及びダウンウォッシュ(ヘリのブレードによる下降気流)の影響を受け、落下したものと推定。
再発防止策
(1)落下防止スリングの装着を、足首に常時固定するゆるみのない方式に変更した。
(2)定期的な資器材点検、訓練前後の資器材点検を徹底する。
(3)機内では、隊員同士が装着状態の確認を徹底する。