鳥取砂丘救急ヘリ搬送合同訓練の実施
2025年06月11日提供 資料提供

提供課等:生活環境部自然共生社会局自然共生課
担当/係名:鳥取砂丘担当
電話番号:0857-22-0582
FAX番号:0857-22-0854

鳥取砂丘において熱中症等の症状が出た観光客を救急搬送する際、防災ヘリにより搬送した事例(※)がありましたが、砂丘は傾斜や起伏が多く地面が砂で安定しないため、通常の救助や搬送より難易度が高いです。このような特殊地形で、初動対応能力を高め、熱中症患者等の速やかな搬送を可能とするため、鳥取砂丘レンジャー詰所、鳥取消防署及び消防防災航空センター等の関係機関による救急ヘリ搬送の合同訓練を下記のとおり実施します。
(※)ヘリ搬送の実績:令和6年1件、令和5年2件、令和4年10件、令和3年1件
記
日時
6月12日(木)午前9時30分〜11時
※救急ヘリ搬送合同訓練の実施の可否については、当日午前8時30分の天候等を確認のうえ決定。
救急ヘリ欠航の場合は訓練中止(予備日なし)。
場所
鳥取砂丘「馬の背東」砂浜付近
参加機関
(1)鳥取県生活環境部自然共生課(鳥取砂丘レンジャー詰所)(以下、(R))
(2)鳥取砂丘ビジターセンター(以下、(VC))
(3)一般財団法人自然公園財団(以下、(財))
(4)鳥取県消防防災航空センター(以下、(ヘリ))
(5)鳥取県東部広域行政管理組合鳥取消防署東町出張所(以下、(消))
訓練内容
鳥取砂丘地内(馬の背東(海側へ約100m砂浜辺り))に観光客2名(大人1名、幼児1名:訓練人形)が熱中症(重症)のため倒れる。
傷病者を発見した観光客が通報を行い、県防災ヘリのホイスト(※)で傷病者をピックアップし搬送を行う。
(※)ホイストとは荷の巻き上げ・巻き下げを行う機械
主なスケジュール
9時10分
9時20分
9時30分 | (VC) 観光客への事前広報1回目(場外放送)
(VC) 観光客への事前広報2回目(場外放送)
(R) 取材マスコミ各社がレンジャー詰所に集合後、取材待機場所へ誘導 |
9時50分
訓練開始 | 馬の背東(海側へ約100m砂浜辺り)に観光客2名が熱中症のため倒れる)
観光客役の(VC)が熱中症の傷病者を発見、消防へ通報、(消)訓練進行 |
| 9時51分 | (消)訓練進行から、(VC)に連絡【A】
(消)訓練進行から、(ヘリ)出動要請 |
| 9時53分 | (VC)【A】を無線共有。
⇒砂丘内(R)、詰所(R)現場急行。現場の観光客を誘導。
⇒(VC)運搬車で出動
(運搬車は使用しないが、運転及び誘導の訓練のための出動)
⇒(財)緊急車両誘導のため、駐車場待機。
※各自適宜無線により動きを共有。 |
| 9時54分 | (消防隊・救急隊出動) |
| 10時05分 | (R)現場到着。確認内容を無線連絡。
「観光客の熱中症が疑われます。防災ヘリ及び救急向けに赤旗で合図します。」 |
| 10時05分 | (ヘリ)現場上空現着。ホイストによる救出活動開始。 |
| 10時10分 | (消防隊・救急隊が馬の背付近に到着) |
| 10時35分 | (ヘリ)傷病者をピックアップ、機内収容し病院へ搬送 |
| 10時40分 | 各自退場 ※観光客を誘導しながら運搬車を退出させる。 |
※訓練終了後11時より、各所属関係者が参加し、ビジターセンターレクチャールームにおいて
検討会(振り返り)を行う。

訓練場所の平面図、鳥取砂丘緊急時対応フロー図及び報道機関の集合場所