八頭町における豚熱感染野生いのししの確認(県内2例目)
2023年02月13日提供 資料提供
提供課等:農林水産部畜産振興局畜産課
担当/係名:家畜衛生・防疫対策室
電話番号:0857-26-7287
FAX番号:0857-26-7292
令和5年2月10日(金)に八頭町で発見された死亡野生いのししについて、倉吉家畜保健衛生所で遺伝子検査を実施したところ、本日、家畜伝染病である豚熱の感染が確認されました。
記
感染個体の概要
発 見 日:令和5年2月10日(金)
発見場所:八頭町
感染個体:死亡野生いのしし 1頭 雄 体長約120センチ
経緯
(1)令和5年2月10日(金)に、八頭町から死亡野生いのしし発見の通報がありました。
※当該野生いのしし発見場所は、検体採取後に周辺を消毒済みです。
(2)令和5年2月13日(月)に倉吉家畜保健衛生所病性鑑定室で豚熱の遺伝子検査を実施したところ、陽性を確認しました。
本県の対応
(1)本事例を受けた対応
ア 発生事例の概要について、庁内関係各課で情報を共有しました。
イ 養豚場における発生予防対策の徹底
県内19養豚場(いのしし飼育場含む)、市町、関係団体・関係機関等に情報提供と注意喚起を実施しました。県内養豚場に対して、緊急消毒の実施、飼養衛生管理基準の遵守
徹底を指導するとともに、飼養豚に異常がないことを確認しました。
※本県は飼育豚及び飼育いのししへの豚熱ワクチン接種区域であるため、飼育豚及び飼育いのししの移動・搬出制限区域の設定や消毒ポイントの設置は行いません。
ウ 野生いのししの検査の強化
豚熱ウイルスの侵入状況確認のために、死亡又は捕獲された野生いのししの検査を強化します。
エ 狩猟者等へのウイルス拡散防止対策の要請
狩猟者等に対し、感染確認区域の外への肉等の持ち出しの自粛、捕獲個体の適切な処理、感染区域内での狩猟後は移動時の洗浄・消毒の徹底を要請します。
オ 県産豚への風評被害対策
新聞広告を活用し県産豚への風評被害対策を実施します。
カ ジビエ利用に関する注意喚起等
ジビエ利用関係者(狩猟者、処理施設)に発生情報の周知を行うとともに、ジビエ消費に関する風評被害対策を実施します。
(2)これまでの対応
ア 兵庫県で豚熱感染野生いのししが確認されたことから、令和3年4月から、県内全養豚場で豚熱ワクチンを接種しています。
イ 令和3年10月3日から、野生いのししから養豚場への豚熱の感染リスクを低減させるため、野生いのししに対する経口ワクチンの散布を実施しています。
ウ 狩猟者へは県猟友会を通じて、豚熱ウイルスの拡散防止対策の実施について協力を依頼しています。
問い合わせ先
発生状況、家畜に関すること | 畜産課家畜衛生・防疫対策室 | 0857-26-7286 |
狩猟等に関すること | (狩猟)緑豊かな自然課
(有害捕獲)鳥獣対策センター | 0857-26-7979
0858-72-3820 |
ジビエ利用に関すること | 食のみやこ推進課 | 0857-26-7853 |
1 豚熱は豚熱ウイルスによる豚及びいのししの病気であり、人に感染することはありません。
2 仮に感染した豚やいのししの肉を食べても人の健康に影響はありません。県民の皆様には安心して豚肉やいのしし肉を食べていただくようお願いします。 |