「鳥取県淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査会」第9回会議の開催
2022年06月17日提供 資料提供
提供課等:県土整備部淀江産業廃棄物処理施設計画審査室
担当/係名:総務企画担当
電話番号:0857-26-7498
FAX番号:0857-26-8189
このことについて、下記のとおり開催します。
記
1日時
令和4年7月2日(土)午後1時から午後3時30分頃まで
2場所
【会議】さなめホール(米子市淀江文化センター:米子市淀江町西原708-4)イベントホール
【傍聴】
(会議室内)さなめホール イベントホール(定員30名)
(モニター)
[西部会場]さなめホール 大ホール(定員50名)
[東部会場] 県民ふれあい会館(鳥取県立生涯学習センター:鳥取市扇町21)講義室(定員30名)
【現地視察】会議に先立ち、当日午前に現地視察等を行います。
[予定] 三輪山の清水:午前10時40分頃、コア観察(追加調査分):午前11時10分頃(場所:さなめホール)
三輪山の清水については駐車場が限られますので、現地視察を取材される場合は、利用者等に御迷惑がかからないよう御配慮ください。
3議題(予定)
(1)追加調査結果及び水理地質総合解析の見直し
(2)地下水シミュレーションの解析結果
(3)調査・解析結果のまとめ
4開催方法
(1)全委員が会場にて参加される予定です。
(注) 新型コロナウイルスの感染状況によっては、会議室内傍聴の取り止め又は定員数の減、インターネットを介したウェブ会議での開催となる場合があります。
(2)会議室(イベントホール)での傍聴希望者が定員を超える場合は、午後0時40分に抽選を行います。抽選に外れた方には、大ホールでモニターにより傍聴していただきます。
5報道機関への留意事項
会議終了後、嶋田会長にインタビューを受けていただくこととしています。
6新型コロナウイルス感染症対策
新型コロナウイルスの感染予防及び拡大防止のため、傍聴・取材にあたっては、次の点について御協力をお願いします。
(1)マスク着用、受付での手指の消毒をお願いします。(マスクを着用していない方は傍聴・取材をお断りします。)
(2)風邪症状や発熱、味覚・嗅覚に違和感がある方は、傍聴・取材をお断りします。
(3)万一、感染者が発生したときに連絡が取れるよう受付で氏名、住所、電話番号を記入していただきます。
7その他
会議の資料、傍聴方法、その他のお知らせは、当室のホームページに掲載します。
(https://www.pref.tottori.lg.jp/sanpai/)
8調査の経過
R2. 2.16 | 第1回調査会:調査方針決定 |
5.17 | 第2回調査会:調査計画決定 |
7. 6 | パイロット調査開始(パイロットボーリング(3本)、塩川流量連続観測等) |
9.22 | 第3回調査会:パイロット調査結果を踏まえ調査計画の見直し
・パイロット調査により計画地周辺では概ね3つの帯水層を確認
→ 本格調査(残りのボーリング(28本)、地下水位連続観測、水質調査、シミュレーション解析等)へ移行 |
11月 | 各種通年観測スタート |
R3. 2.23 | 第4回調査会:地質構造、地層及び地下水(帯水層)の分布を概ね推定
・3つの帯水層と2つの難透水層が広く連続して分布 |
5.22 | 第5回調査会:水理地質構造(地下水の賦存状態を含む地質構造)の解析(途中段階)と三次元シミュレーションモデルの設定条件の検討
・第3帯水層(地表から3番目の地下水の層)は、孝霊山や鍋山など周辺の山で貯えられた地下水が流れ込んでいる可能性がある。
・モデルの平面分解能(格子の大きさ)は約30〜150m、モデルの底面は標高マイナス1000m程度。(参考)解析領域:140Km2(うち詳細評価範囲:30km2) |
9.25 | 第6回調査会:水理地質構造の解析(途中段階)と三次元シミュレーションモデルの検証(初期設定値による解析)
・地下水位の等高線図(コンター図)によると、福井水源地の主要供給源である第3帯水層は、計画地周辺及び淀江平野では、概ね南東→北西方向へ流れていると考えられる。
・シミュレーションモデルに用いた地質データ等を検証し、更に詳細な地下水の流れ等を解析する。 |
12.25 | 第7回調査会:水理地質構造の見直しとシミュレーションの現況再現解析(途中段階)
・水理地質構造の見直し及びシミュレーションの解析方法は適切であり、実測値と計算値が段々と整合してきた。
・シミュレーション(途中段階)では、現場調査に基づく水理地質構造の解析から推定された地下水の大まかな流れ(南東→北西方向)と概ね同じ方向の流れが解析された。 |
R4. 3.26 | 第8回調査会 : 各種解析の結果から地下水の流動状況を確認
(1)計画地付近の地下水は「福井水源地」の方向には向かっていない。
(2)計画地付近の地下水の一部が「三輪山の清水」近傍を流れる可能性がある。
・「三輪山の清水」は、当該地点の地層が複雑で湧出構造も不明なため、同清水近傍で
追加ボーリング調査を行い、計画地地下水の影響を明らかにすることとなった。 |
4〜6月 | 追加ボーリング調査(実施中): 地質構造の確認、地下水位観測、水質調査、シミュレーション解析 |
9 鳥取県淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査会委員
氏名 | 所属・職 | 担当分野 |
嶋田 純(しまだ じゅん) | 熊本大学
名誉教授
大学院先端科学研究部 特任教授 | 水文学分野 |
杉田 文(すぎた ふみ) | 千葉商科大学
商経学部 教授 | 水文学分野 |
伊藤 浩子(いとう ひろこ) | 一般財団法人地域地盤環境研究所
地形地質グループ 主任研究員 | 水理地質分野 |
勝見 武(かつみ たけし) | 京都大学
大学院地球環境学堂 教授 | 地盤工学分野 |
小玉 芳敬(こだま よしのり) | 鳥取大学
農学部生命環境農学科 教授 | 地形・地質分野 |
(任期:令和4年2月1日〜令和6年1月31日)
<参考:委員の専門分野>
・水文学分野:地下水の広域流動特性を地下水位分析や溶存成分、表流水系分布等から調査・解析
・水理地質分野:帯水層水理特性及び水頭ポテンシャル分布等から地下水流動を調査・解析
・地盤工学分野:施設が周辺地下水に与える影響の工学的評価を調査・解析
・地形・地質分野:周辺の地形・地質と地下水賦存状況について調査・解析