史跡青谷上寺地遺跡の追加指定について
2022年06月10日提供 資料提供
提供課等:地域づくり推進部文化財局とっとり弥生の王国推進課
担当/係名:歴史遺産担当
電話番号:0857-26-7932
FAX番号:0857-26-8128
この度、国の文化審議会(会長 佐藤 信)は6月17日(金)に開催される同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、文部科学大臣に対して、鳥取市青谷町に所在する青谷上寺地遺跡の一部を追加指定することを答申します。
今回の追加指定地は、遺跡の中心域であり、当初から指定対象地でしたが、今回所有者の同意が得られたことにより、下記のとおり追加指定されるものです。
記
指定対象の名称
史跡青谷上寺地遺跡(しせき あおやかみじちいせき)
指定履歴 平成20年3月28日付文部科学省告示第34号
平成22年8月5日付文部科学省告示第128号(追加指定)
平成23年9月21日付文部科学省告示第144号(追加指定)
平成25年10月17日付文部科学省告示第147号(追加指定)
平成26年10月6日付文部科学省告示第142号(追加指定)
指定対象の所在地
既指定地 鳥取県鳥取市青谷町青谷字上寺地 4204番3外187筆
追加指定地 鳥取県鳥取市青谷町青谷字上寺地4166番3外 7筆
※追加した場所については添付資料1及び添付資料2の図面を参照
指定対象地域の面積
既指定面積 146,147.06平方メートル
追加指定面積 505.60平方メートル
合計 146,652.66平方メートル
所有関係の概要
既指定地
鳥取県有地 91,370.52平方メートル
鳥取市有地 52,484.28平方メートル
民有地(2名) 2,292.26平方メートル
追加指定地
民有地(1名) 252.00平方メートル
市有地 253.60平方メートル
保存の経過
青谷上寺地遺跡は一般国道9号青谷・羽合道路と一般県道青谷停車場井手線の新設に伴う発掘調査によって発見された遺跡である。平成20年の史跡指定後、鳥取県と鳥取市が指定地の公有化を進めている。その結果、現在は遺跡の大部分が史跡指定地として公有化、維持管理されており、史跡南側から公開活用のための整備が進められている。
遺跡の概要
日本海沿岸に点在する潟湖のほとりに形成された弥生時代前期から古墳時代前期にかけての集落。天然の良港として漁撈活動や対外交易の拠点となり、海を介した他地域との交流を行う中で、物と技術が行き交った日本海側の拠点集落。保存状態の良好な木製品や骨角器、鉄製品などは重要文化財に指定されている。
添付資料