本県では幅広い年代で性感染症が発生していることを踏まえ、予防啓発活動を推進しているところですが、特に夏季は、学校が夏休みに入ること等から、若者の行動範囲の拡大や性行動の活発化が予想されます。
そこで本県では、毎年7〜9月を「性感染症予防キャンペーン」期間として啓発活動を強化しており、今年度も下記のとおり実施します。
各保健所では、関係機関・団体等と連携し、以下の事業を実施します。
実施機関名 | 日 時 | 内 容 |
感染症対策センター | 7月下旬 | SNSでの広告(性感染症・保健所検査に関する内容を掲載) |
鳥取市保健所 | 7月から9月 | 性感染症に関する啓発チラシ配架
【場所】東部地区の各市町、図書館、大学、専門学校、高等学校 |
7月から9月 | 啓発冊子の配布
【場所】東部地区の大学、専門学校、高等学校等 |
7月26日(金) | FM鳥取と連携した啓発
【内容】ラジオ出演し、期間中の特例検査や梅毒が全国的に急増していること等を周知する。 |
8月5日(月)〜19日(月) | HIV・性感染症に関するパネル展示
【場所】鳥取市立図書館中央通路 |
中部総合事務所
倉吉保健所 | 7月から9月 | 性感染症やエイズ等に関するポスター掲示・パネル展示
【対象機関】希望のあった中部地区の高等学校 |
8月24日(土)〜27日(火)
※最終日は午前中まで | 性感染症やエイズ等に関するパンフレット等の配架・パネル展示
【対象機関】エースパック未来中心 アトリウム |
7月から9月 | 検査案内カードの掲示
【対象機関】中部地区の高等学校、自動車学校、倉吉駅 |
7月下旬 | 思春期相談窓口カード(検査案内)の配布
【対象機関】中部地区の大学、専門学校、高等学校、中学校、市町教育委員会 |
西部総合事務所
米子保健所 | 随時 | 学校祭で性感染症等のパネル展示、啓発物配布等の配布および性感染症クイズ等を実施。
【対象機関】希望のあった西部地区の高等学校 |
7月から9月 | パンフレット・検査案内カード、啓発チラシの配布
【対象機関】希望のあった大学、専門学校、高等学校、中学校 |
7月から8月 | HIV・性感染症に関するパネル展示、啓発物の配架
【場所】西部総合事務所1号館〜3号館 1階 |
各保健所では、性感染症検査(クラミジア検査、梅毒検査)、エイズ検査を実施しています。検査は、全て
無料・匿名で受け付けています。詳しくは、各保健所までお問合せください。
◎はキャンペーンにあわせて特別に実施する検査日程等です。
保健所 | 連絡先 | 検査日 | 検査受付時間 | 検査内容 |
鳥取市
保健所 | 電話
0857-30-8533
ファクシミリ 0857-20-3962 | 第2・4月曜 ※8月12日(月)は、
祝日のため、翌日の
| 午後1時
〜3時30分 | 要予約 | ・性感染症
・エイズ
(通常検査・即日検査) |
◎ 8月5日(月)
◎ 8月19日(月) |
倉吉
保健所 | 電話
0858-23-3145
ファクシミリ00858-23-4803 | 第1・3水曜 | 午後1時30分
〜2時30分 | 要予約 | ・性感染症
・エイズ(通常検査) |
米子
保健所 | 電話
0859-31-9317
ファクシミリ0859-34-1392 | 第2・4・5火曜 | 正午 〜午後3時
| 要予約 | ・性感染症
・エイズ(通常検査) |
※性感染症検査、エイズ検査(通常検査)…2週間後に再度保健所に来ていただき、結果を説明します。
(1)性感染症について
性感染症とは、性的接触によって感染する病気の総称で、性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒、エイズなどがあります。
性感染症の症状はさまざまで、中には目立った症状がないものもあります。そのため、知らないうちに感染を広めてしまう可能性もあります。
また、クラミジアなど、性感染症の種類によっては、治療せずに放置しておくと、不妊の原因となることがあります。
(2)本県及び全国の近年の性感染症発症動向(平成26年〜令和5年)
別紙のとおり。
梅毒の患者数が、全国的に増加しており、鳥取県内でも、近年、増加傾向にあります。初期症状は皮膚にできものができますが一過性で消失し、無症状の場合もあるため、
気づかないうちにパートナーに感染させてしまうこともありま す。また、妊娠中に感染すると、死産や早産、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたすことがあります。
気になることがあれば、最寄りの保健所や医療機関に相談し、検査を受けて感染していないことを確認する、また、感染していた場合には早期に治療を行うことが重要です。