熱中症が原因とみられる死亡事例の発生を踏まえた注意喚起
2023年08月14日提供 資料提供
提供課等:福祉保健部健康医療局健康政策課
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FAX番号:0857-26-8726
昨日、今年度2例目となる熱中症が原因とみられる死亡事例(90代・女性)が中部管内で発生したことを
踏まえ、県ホームページ等により県民へ注意喚起を行うとともに、市町村等に熱中症対策の一層の強化を要
請しました。
今年度の死亡事例
月日 | 圏域 | 年代 | 性別 | 搬送状況 |
7月26日 | 西部 | 90代 | 女性 | 朝から畑に出ていた。昼頃帰ってこないため家族が様子を見に行ったところ畑で倒れていたため通報(救急要請:15時前) |
8月12日 | 中部 | 90代 | 女性 | 午前10時から果樹園に出ていた。昼頃帰ってこないため家族が様子を見に行ったところ果樹園で倒れていたため通報。(救急要請:13時半過ぎ) |
(参考)昨年度の死亡事例数:1件
県民の皆様へのメッセージ
〇例年より暑い日が続いており、今年度の熱中症による救急搬送、死亡事例、重症事例は、いずれも昨年度を上回っています。自分の身を守るため、また、家族や周囲の命を守るため、熱中症対策を心がけてください。
〇高齢の方が一人で農作業に出られて熱中症になり、発見が遅れて死亡・重症化する事例が相次いでいます。高齢になると温度に対する感覚が弱くなり、自覚症状が現れないうちに熱中症になる危険があります。特に高齢の方は暑い時間帯の畑仕事や庭仕事、墓掃除等の作業を避け、周囲の方も意識的に声かけを行うようにしましょう。
・夏祭りなど屋外イベントに参加する際は、こまめな水分・塩分補給を行うとともに、適度な休憩を心がけましょう。
・屋内にいても熱中症で救急搬送される事例が多くあります。昼夜を問わず、エアコンや扇風機を上手に使用して室温調節し、こまめに水分補給しましょう。
・体調がすぐれないときは、家族や近所の方にそばにいてもらいましょう。
・日頃から体調管理を心がけ、無理のない範囲で軽い運動や入浴で意識して汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
救急搬送状況
〇今年度(4月3日〜8月6日)の搬送状況 ※( )は昨年同期
救急搬送人員数 426人(397人)
・世代別 高齢者275人(243人)、成人98人(104人)、少年48人(49人)、乳幼児5人(1人)
・症状別 死亡1人(1人)、重症16人(10人)、中等症171人(181人)、軽症237人(205人)、その他1人(0人)
〇先週1週間(7月31日〜8月6日)の搬送状況 ※( )は昨年同期
救急搬送人員数 97人(71人)
・世代別 高齢者55人(45人)、成人24人(21人)、少年18人(5人)、乳幼児0人(0人)
・症状別 死亡0人(0人)、重症4人(2人)、中等症45人(37人)、軽症48人(32人)