7月13日(木)、米子市内の保育園から西部総合事務所米子保健所に「多数の園児に咳、発熱、鼻汁、下痢の症状が発生しており、有症状者の一部からRSウイルスが検出されている。」との報告があった。
1 経 緯
7月13日(木)、米子市内の保育園から西部総合事務所米子保健所に「多数の園児に咳、発熱、鼻汁、下痢の症状が発生しており、有症状者の一部からRSウイルスが検出されている。」との報告があった。
2 患者発生状況(7月14日(金)正午時点)
区 分 | 在籍者数 | 累計患者数 | 現有症状者 |
園 児 | 45名 | 10名 | 8名 |
職 員 | 21名 | 0名 | 0名 |
施 設 名:社会福祉法人めぐみの風 リトルえんぜる保育園(鳥取県米子市旗ヶ崎2丁目13-13)
代表者名:園長 本岡 由香(もとおか ゆか)
主な症状:咳、発熱、鼻汁、下痢 重症者なし
発 症 日:7月10日(月)
(注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。
※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材には御配慮ください。
(1)施設での二次感染防止対策の徹底の指導
(2)園児及び職員の健康調査の継続
<RSウイルス感染症(5類感染症)>
○RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
○通常RSウイルスに感染してから2〜8日、典型的には4〜6日間の潜伏期間を経て発熱、咳、鼻汁などの症状が数日続きますが、数日〜1週間で軽快します。
○年齢を問わず何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染します。
○乳幼児期において重症化しやすく、細気管支炎や肺炎などの下気道炎を起こします。
○高齢者においても、しばしば重症の下気道疾患を起こす原因となり、特に、長期療養施設内では集団発生に注意が必要です。
○鳥取県感染症流行情報第26週(7月3日〜7月9日)によると、全域で患者報告数が増加し、東部及び西部地区で流行しています。特に西部地区で急増しており、注意が必要です。 |
<RSウイルス感染症の感染予防>
○外出から戻ったときなど、こまめに手洗いをしましょう。
○感染経路はインフルエンザと同じですので、咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットを守ってください。
○症状があった場合は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。 |
※この資料は、米子市政記者クラブにも提供しています。