米子保健所管内で発生したノロウイルスによる食中毒について
2025年03月18日提供 資料提供

提供課等:西部総合事務所西部総合事務所米子保健所
担当/係名:生活安全課食品担当
電話番号:0859-31-9321
FAX番号:0859-31-9647

1 経緯
令和7年3月16日(日)に下記飲食店において13日(木)夜に会食をした者のうち複数の者に消化器症状が出現しているとの通報があり、患者及び施設への調査を行いました。
2 調査の内容
調査の結果、前日に利用したグループにも患者がいることがわかり、合計患者数は、施設で会食をした2グループの合計46名のうち33名でした。
患者らに共通した行動歴がなく、共通した食事がこの飲食店での会食で提供された会席料理のみであり、18名に実施した患者の検便検査により全員からノロウイルスが検出されていることから、この施設が3月12日及び13日に提供した会席料理を原因とするノロウイルスによる食中毒と判断しました。
よって本日、下記飲食店の営業者に対して食品衛生法に基づき3月18日から21日までの4日間の営業停止の処分を行いました。
なお、当該飲食店は3月17日に営業自粛の対応をしています。
記
1 原因施設
屋号:松涛園
業種:飲食店営業(ふぐ取扱施設)
所在地:西伯郡大山町御来屋497
営業者:坂本 通彦
2 病因物質
ノロウイルス
3 原因食品
3月12日及び13日に提供された会席料理
4 症状
下痢、嘔吐、発熱など
5 患者
喫食者合計46名中33名(30代から90代男女)
3月12日1グループ11名中6名
3月13日1グループ35名中27名
食中毒予防のポイント(県民への呼びかけ)
ノロウイルスによる食中毒は、冬季を中心に1年を通じて発生しています。
(1)嘔吐、下痢などの症状があるときは、食品を直接取り扱う作業を控えましょう。
(2)トイレの後、調理や食事の前は、石けんで手をよく洗いましょう。アルコール消毒はあまり効果がありませんので、汚れの残りやすいところは、特に丁寧に洗うようにしましょう。
(3)加熱して調理する食品は、中心部まで火がとおるように十分に加熱しましょう。
(4)調理器具の消毒は、塩素又は熱湯での消毒が有効です。