こども園における感染性胃腸炎の集団発生
2019年12月18日提供 資料提供

提供課等:中部総合事務所中部総合事務所福祉保健局
担当/係名:健康支援課医薬・疾病対策担当
電話番号:0858-23-3145
FAX番号:0858-23-4803

12月18日(水)倉吉市内のこども園から中部総合事務所福祉保健局に「複数の園児に嘔吐、下痢等の症状を呈するものがおり、有症状者の一部からノロウイルスが確認された。」との報告があった。
患者の発生状況(12月18日(水)午後1時現在)
区分 | 在籍者数 | 累計患者数 | 現有症状者数 |
園児 | 104名 | 30名 | 14名 |
職員 | 30名 | 0名 | 0名 |
施設名 :認定こども園倉吉愛児園
代表者名 :園長 坂田 紘理(さかた ひろのり)
所在地 :倉吉市東町342
主な症状 :嘔吐、下痢 ※重症者なし
発症日 :12月11日(水)から
(注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。
※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材には御配慮ください。
今後の対応
(1)施設の二次感染防止対策の徹底の指導
(2)園児及び職員の健康調査の継続
<感染性胃腸炎(5類感染症)>
○感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。
○原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。
○令和元年第45週 (12月2日〜12月8日)によると、中部及び西部地区で患者報告数が増加し、西部地区で流行しています。
<各施設における予防対策>
○下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。
○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。
○下痢便や嘔吐物の処理をする場合は、使い捨て手袋を使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行うこと。
○手すり、ドアノブ、汚染衣服等の消毒を行うこと。
○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること