ノロウイルスによる食中毒予防
2025年03月11日提供 資料提供

提供課等:生活環境部くらしの安心局くらしの安心推進課
担当/係名:食の安全担当
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FAX番号:0857-26-8171

全国的にノロウイルスによる食中毒が多発しており、本県でも今年に入り5件のノロウイルス食中毒が発生しています。いずれの食中毒も調理従事者を介して食品が汚染されたことが原因と推定されています。食中毒の多発を受け、県では次のとおり県民への呼びかけを行っています。
ノロウイルス食中毒の特徴
ノロウイルスによる食中毒は、ノロウイルスが付着した手で調理し、そのノロウイルスが付着した食品を食べて感染することで起こる場合が多くなっています。
感染から発症までの時間(潜伏時間):24時間〜48時間
主な症状:吐気、嘔吐、下痢、腹痛、37℃から38℃の発熱など
県民への呼びかけ
<ノロウイルス食中毒予防のポイント>
ノロウイルスによる食中毒は、冬期を中心に1年を通じて発生しています。
(1)嘔吐、下痢などの症状があるときは、食品を直接取り扱う作業を控えましょう。
(2)トイレの後、調理や食事の前は、石けんで手をよく洗いましょう。ノロウイルスに対してアルコール消毒はあまり効果がありませんので、汚れの残りやすいところは、特に丁寧に洗うようにしましょう。
(3)加熱して調理する食品は、中心部まで火がとおるように十分に加熱しましょう。
(4)調理器具の消毒は、塩素又は熱湯での消毒が有効です。
(5)ノロウイルスに感染した場合、症状が治まってからもしばらくの間(最大1か月程度)、ノロウイルスは便から排出されるため、手洗いなどを徹底しましょう。
参考:令和7年鳥取県食中毒発生状況(いずれも病因物質はノロウイルス)
No | 発生場所 | 探知日 | 原因施設 | 原因食品 | 摂食者数(名) | 患者数
(名) | 概要 |
1 | 鳥取市 | 2/12 | 飲食店 | 飲食店で提供された食事 | 14 | 12 | 有症者に共通する食事は原因施設の食事のみであり、患者及び従事者からノロウイルスを検出。 |
2 | 鳥取市 | 2/27 | 学校 | 2/25に喫食した昼食 | 24 | 14 | 校内で食事をした24名中14名が嘔吐、下痢、発熱等の症状を呈した。 |
3 | 米子市 | 3/3 | 製造所 | いちご大福、練切り | 112 | 99 | 有症者の共通食は、いちご大福又は練切りのみであり、患者及び従事者からノロウイルスを検出。 |
4 | 米子市 | 3/2 | 旅館 | 旅館で提供された食事 | 調査中 | 76
速報値 | 宿泊客42グループ76名に症状があり、患者及び従事者からノロウイルスを検出。 |
5 | 鳥取市 | 3/7 | 飲食店 | 飲食店で提供された食事 | 調査中 | 17
速報値 | 利用者9グループ32名のうち、17名が有症であり、共通する食事は原因施設の食事のみであった。患者及び従事者からノロウイルスを検出。 |