ANA機エンジン点検に伴う米子−羽田便の一部減便について
2023年11月01日提供 資料提供
提供課等：輝く鳥取創造本部観光交流局観光戦略課
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全日本空輸（株）（ANA）からエンジンメーカーのPratt＆Whitney社（以下「P＆W社」とする。）製PW1100G-JMエンジンの点検作業のため、来年1月10日から3月30日までの冬ダイヤの期間中、A320neo及びA321neo就航路線の一部が減便するとの報告がありました。
ANAによると、今回の点検は、P＆W社の最新の解析結果に基づく不具合抑制のための対応強化策で、点検期限も安全上の余裕を持った設定となっているため、直ちに運航時の安全性に影響が生じることはないとのことです。
鳥取県内空港では、米子−羽田便が影響を受け、2月は34便（17日間）、3月は2便（1日間）の合計36便（18日間）が減便され、1日5往復になります。
なお、鳥取−羽田便は、今回の点検作業による影響はありません。
1 米子―羽田便 減便の対象便と減便する日
（1）減便の対象便（太枠で囲った便）
■米子⇒東京
便名 | 出発 | 到着 |
382 | 7時25分 | 8時45分 |
384 | 9時00分 | 10時15分 |
386 | 11時25分 | 12時45分 |
1088 | 14時35分 | 15時55分 |
388 | 17時40分 | 19時05分 |
390 | 20時45分 | 22時05分 |
■東京⇒米子
便名 | 出発 | 到着 |
381 | 6時55分 | 8時20分 |
383 | 9時10分 | 10時35分 |
1087 | 12時30分 | 13時55分 |
385 | 15時35分 | 17時00分 |
387 | 18時15分 | 19時40分 |
389 | 20時05分 | 21時30分 |
2/1-12、16-17、19、21、25（17日間） 1往復／日が減便（1087/1088便）
3/26（1日間） 1往復／日が減便（1087/1088便）
2 P＆W社製PW1100G−JMエンジンの点検に関して（ANAプレスリリースより抜粋）
（1）点検に至った原因・背景
P&W 社より、2015 年 10 月から 2021 年 9 月までの期間に製造されたエンジン内部部品において、製造過程における材料の処理に問題（粉末冶金(やきん)の製法時における不具合）が発生している可能性がある旨発表された
ついては、当該製法で製造された部品を使用しているエンジンにおいて、定められた使用期限内に点検、または部品の交換が必要であると連絡を受けた。
（注）粉末冶金(やきん)：一般的な金属加工の技術。金属の粉末を「金型」に入れて圧縮、高温で焼き固めることで精度の高い部品を作る技術。
（2）点検・交換部位
定められた使用期限に近い機体から 1 月より順次エンジンを取り外し、部品の点検、交換を実施。
点検、交換部位は高圧圧縮機のディスクと高圧タービンのディスク。
（注）ディスク：エンジンの軸に取り付けられた回転盤で、ブレード（羽根状の部品）を固定する部品。
3 参考：ANAによるプレスリリース
・P＆W 社製 PW1100G-JM エンジンの点検に伴う便数計画の一部変更について
・P＆W 社製 PW1100G-JM エンジンの点検作業について