県政一般・報道提供資料

日野町文化財保存活用地域計画が県内2例目の国認定を受けました

2023年07月21日提供 資料提供


提供機関

提供課等:地域づくり推進部文化財局文化財課   担当/係名:文化財保護担当 
電話番号:0857-26-7937  FAX番号:0857-26-8128

内容

 日野町が令和2年度から作成を進めていた「文化財保存活用地域計画」について令和5年6月に文化庁に認定の申請を行っており、7月21日(金)に開催された国の文化審議会文化財分科会(文部科学大臣の諮問機関)において他の22市町が作成した文化財保存活用地域計画とともに新規の認定が答申され、同日付けで文化庁長官から認定されました。
 県内で文化財保存活用地域計画を作成、申請し、国から認定された市町村としては、北栄町(令和3年7月認定)に続き2例目となります。

1 日野町文化財保存活用地域計画

 「歴史文化を知り、守り、活かし、継承することによる持続可能なまちづくり」を基本理念とし、日野町における歴史文化の特徴を整理し、4つの関連文化財群を抽出している。
町内に存在する未指定文化財だけでなく、文化財類型に当てはまらないが地域で大切にされている方言や伝承等を「ジゲ(地元、地域、郷土等の意で用いられる語)のたから」と位置付け、それらも計画の対象として保存・活用の措置に含めるなど独自の工夫も行っている。
 また、文化財の保存・活用に関する課題、それに対する基本方針とその措置を明記し、今後町としての取り組み方針を示している。
 <日野町における4つの関連文化財群>
 関連文化財群1 たたらの里
 関連文化財群2 関一政と福田家の治世黒坂城下町の暮らし
 関連文化財群3 街道と宿場往来した天皇・大名・産物
 関連文化財群4 長谷部信連と祈り

2 文化財保存活用地域計画とは

○「文化財保存活用地域計画」は、各市町村において取り組んでいく目標や取組の具体的な内容を記載した、当該市町村における文化財の保存・活用に関する基本的なアクション・プラン。
○「文化財保存活用地域計画」において、文化財の保存・活用に関して当該市町村が目指す将来的なビジョンや具体的な事業等の実施計画を定め、これに従って計画的に取組を進めることで、継続性・一貫性のある文化財の保存・活用が一層促進される。また、当該市町村における文化財行政の取組の方向性を計画として対外的に明示するとともに、作成した「文化財保存活用地域計画」を広く周知し、民間団体等の様々な関係者のみならず地域住民の理解・協力を得ることにより、地域社会総がかりによる、より充実した文化財の保存・活用を図っていくことが可能となる。
○令和4年12月16日現在、全国で96件が認定されており、今回の認定により全国での認定件数は合計119件となった。
○本県では、令和3年7月16日に北栄町が初めて文化財保存活用地域計画の認定をうけており、日野町が本県2例目となる。

参考資料

日野町文化財保存活用地域計画の概要説明資料



最後に本ページの担当課
   鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課
  住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
    E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

  ※提供内容については、画面上部にある「提供機関」に直接お問い合わせください。