新技術実証フィールド(鳥取砂丘月面実証フィールド)の整備開始について
2022年12月20日提供 資料提供
提供課等:商工労働部産業未来創造課
担当/係名:産業支援担当
電話番号:0857-26-7244
FAX番号:0857-26-8117
その他関係所属 : 技術企画課 (0857-26-7410)
本県が、鳥取大学との連携により鳥取大学浜坂キャンパス内(乾燥地研究センター)に、宇宙産業創出に向けて取り組む「鳥取砂丘月面化プロジェクト」や、建設業など県内産業の先端技術導入や人材育成に活用していくための新技術実証フィールド(鳥取砂丘月面実証フィールド)を計画していますが、このたび整備に着手します。
令和5年3月中に整備完了予定です。
フィールド概要
(1)整備場所:鳥取大学乾燥地研究センターの敷地内(国立公園外)
(2)フィールドの構成等(全体面積約1ha) ※パース図は別添のとおり
【疑似月面環境実証フィールド:約0.5ha】
国内外で宇宙産業が大きく成長することが見込まれる中、本県産業の成長軸の一つとして「鳥取県に宇宙産業を創出する」取組を進めている。鳥取砂丘が月面開発に取り組む国内外の企業・研究者が集まり、交流する拠点になることを目指す鳥取砂丘月面化プロジェクトの一環として、実証フィールドを整備するもの。
〔特徴〕
・月面に類似する砂丘(現地)の砂を利用。
・潜在ユーザーの声をもとに設計し、月面環境を想定した実証実験を行うための平面ゾーン、斜面ゾーン(5度〜20度程度)、自由設計ゾーン(利用者自身がそのニーズに応じて自由に掘削・造成可能)から構成。
・アルテミス計画など月面探査に参画する国内外の企業・研究機関における実証実験の拠点化を目指す。
【建設技術実証フィールド:約0.5ha】
本県の基幹産業である建設産業について、先進技術の導入による生産体制の革新とそれを担う人材育成、生産性の向上を目指す企業支援を行うために新技術実証フィールドを整備するもの。
〔特徴〕
・3次元測量設計およびICT工事ゾーン:広大なスペースと、形状を変えて繰り返し使える砂の特性を活用して、少人数で生産性を向上できる建設技術を実証しながら県内企業に普及していく。
・IoT開発ゾーン:開発が進む先進の建設技術の検証と普及を行い、県内外の関係者が交流する技術の拠点化を図る。
・また、建設産業で培った3次元計測や機械制御の技術を、観光や農業などの他産業にも活用し、宇宙産業とともに、地域の付加価値と魅力を周知し、次代の担い手を確保・育成する場としていく。
今後のスケジュール
・令和4年12月〜令和5年3月 契約・着工、フィールド整備(ヤード造成、外周道路の設置)
・令和5年2月 建設技術実証フィールドを活用した技術研修の開始(3次元測量設計、ICT建機操作研修)
・令和5年3月中 フィールド全体完成予定
問い合わせ先
・フィールド整備全体・建設技術実証フィールドに関すること・・・技術企画課
・疑似月面環境実証フィールドに関すること・・・産業未来創造課
新技術実証フィールドのパース図