県政一般・報道提供資料

星空保全地域における夜空の明るさ調査の結果

2024年10月16日提供 資料提供


提供機関

提供課等:生活環境部環境立県推進課   担当/係名:星空環境推進室 
電話番号:0857-26-7409  FAX番号:0857-26-8194

内容

鳥取県星空保全条例(平成29年条例第47号)第17条に基づき、星空保全地域の市町の協力を得て夜空の明るさ調査を実施したので、その結果を公表します

1 調査の趣旨

 星空保全地域は、星空が特に美しく、その環境を保全することが特に必要な地域として指定されています。県では毎年、夏期と冬期に夜空の明るさ調査(星空の見えやすさ調査)を行い、特に美しい星空が保全されているか、監視を行っています。

2 調査方法

(1)調査時期
 環境省が全国一斉に行う「星空観察」(8月24日〜9月6日)の実施時期に合わせて行います。
(2)調査対象地域(星空保全地域)
 鳥取市佐治町、倉吉市関金町、八頭町、若桜町、日南町、日野町、江府町

3 測定の方法

夜空の明るさ(等級)の計測器「スカイクオリティメーター(SQM-L)」を用いて、1地点につき10回測定し、平均値を算出しました。
※測定への影響を避けるため、外灯等の局所的影響を受けない場所で、また、月明かりがなく、雲の少ない夜に測定するようにしています。

4 測定結果の概要

 今回の調査でも、ほとんどの地点で夜空の明るさが20〜21等級(天の川がよく見られる環境)であり、良好な星空環境が維持されているといえます。

等級別地点数の推移(過去3カ年度/夏期調査)
令和6年度
令和5年度
令和4年度
21等級
16地点
8地点
12地点
20等級
23地点
26地点
26地点
19等級
4地点
7地点
5地点
18等級
0地点
0地点
1地点

※夜空の明るさの等級について

等級の値が大きいほど夜空が暗く、星が見えやすい環境にあるといえます。
等級夜空の明るさ目安(星の見え方には個人差があります/出典:環境省)
21以上天の川の複雑な構造が確認でき、星団などの観測ができる
20以上〜21未満山や海などの暗さ。天の川がよく見られる
19以上〜20未満郊外の暗さ。天の川が見え始める
18以上〜19未満住宅地の明るさ。星座の形がよく分かる
17以上〜18未満市街地の明るさ。星座の形が分かり始める
17未満都市部の明るさ。星はほとんど見られない

5 鳥取県星空保全条例について(参考)

(星空保全地域の指定)
第9条 知事は、優れた星空環境を有する区域のうち、自然的社会的諸条件からみてその区域における星空環境を保全することが特に必要なものを、星空保全地域として指定することができる。
(星空環境の監視)
第17条 県は、星空保全地域における優れた星空環境を維持するために、県民等の協力を得て星空保全地域の夜空の明るさを監視するとともに、その結果を公表するものとする。

参考資料

調査結果(調査地点別)



最後に本ページの担当課
   鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課
  住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
    E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

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