県政一般・報道提供資料

倉吉保健所管内の保育園におけるRSウイルス感染症の集団発生

2021年09月17日提供 資料提供


提供機関

提供課等:中部総合事務所中部総合事務所倉吉保健所   担当/係名:医薬・感染症対策課難病・感染症対策担当 
電話番号:0858-23-3145  FAX番号:0858-23-4803

内容

9月17日(金)、倉吉市内の保育園から中部総合事務所倉吉保健所に「多数の園児に発熱、咳の症状が発生しており、有症状者の一部からRSウイルスが検出されている。」との報告があった。

経緯

9月17日(金)、倉吉市内の保育園から中部総合事務所倉吉保健所に「多数の園児に発熱、咳の症状が発生しており、有症状者の一部からRSウイルスが検出されている。」との報告があった。

患者発生状況(9月17日(金)午後5時現在)

区  分
在籍者数
累計患者数
現有症状者
園   児
79名
17名
17名
職  員
24名
0名
0名
      施 設 名:社会福祉法人みのり福祉会 西倉吉保育園(倉吉市西倉吉町2-23)
      代表者名:園長 伊藤 幸恵(いとう ゆきえ)
      主な症状:発熱、咳、鼻水  ※重症者なし
      発 症 日:9月6日(月)

      (注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。

      ※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材には御配慮ください。

    今後の対応

    (1)施設での二次感染防止対策の徹底の指導

    (2)園児及び職員の健康調査の継続

    <RSウイルス感染症(5類感染症)>
    ○RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
    ○通常RSウイルスに感染してから2〜8日、典型的には4〜6日間の潜伏期間を経て発熱、咳、鼻汁などの症状が数日続きますが、数日〜1週間で軽快します。
    ○年齢を問わず何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染します。
    ○乳幼児期において重症化しやすく、細気管支炎や肺炎などの下気道炎を起こします。
    ○高齢者においても、しばしば重症の下気道疾患を起こす原因となり、特に、長期療養施設内では集団発生に注意が必要です。
    ○鳥取県感染症流行情報第36週(9月6日〜9月12日)によると、RSウイルス感染症は、近年になく流行しています。なかでも東部地区では近年のピークレベルの2倍程度の値であり、中部地区では3倍以上の値です。集団発生事例も報告されており、さらに流行が拡大するおそれがあるので、注意が必要です。

    <RSウイルス感染症の感染予防>
    ○外出から戻ったときなど、こまめに手洗いをしましょう。
    ○感染経路はインフルエンザと同じですので、咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットを守ってください。
    ○症状があった場合は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。

    ※この資料は、倉吉記者クラブにも提供しています。



    最後に本ページの担当課
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