(1)先週金曜日以降の死亡・重症事例(死亡1件、重症3件)→今年度累計 死亡3件、重症24件
傷病程度 | 月日 | 圏域 | 年代 | 性別 | 搬送状況 |
重症 | 8月18日 | 東部 | 20代 | 女性 | 8時半頃から鳥取砂丘で作業をしていたが、13時前、脱力感・頭痛があったことから仕事関係者が通報。
(救急要請:午後1時前) |
重症 | 8月19日 | 東部 | 10代 | 男性 | 7時半頃から学校のグランドで陸上競技のトレーニング。ランニング中、意識消失、全身性間代性痙攣あり教員が通報。(救急要請:午前9時前) |
重症 | 8月21日 | 西部 | 40代 | 男性 | 友人の清掃作業を手伝っていたところ、気分不良となり日陰で休んでいた。呼びかけへの反応がにぶかったため、通報。(救急要請:午前11時過ぎ) |
死亡 | 8月24日 | 西部 | 80代 | 女性 | 道路で倒れているところを通行人が発見し通報。
(救急要請:正午前) |
(2)今年度(4月3日〜8月20日)の搬送状況 ※( )は昨年同期
○救急搬送人員数 537人(484人)
・世代別 高齢者333人(290人)、成人136人(132人)、少年63人(60人)、乳幼児5人(2人)
・症状別 死亡2人(1人)、重症23人(13人)、中等症212人(217人)、軽症299人(247人)、その他1人(6人)
(3)先週1週間(8月14日〜8月20日)の搬送状況 ※( )は昨年同期
○救急搬送人員数 50人(28人)
・世代別 高齢者21人(15人)、成人24人(5人)、少年5人(8人)、乳幼児
0人(
0人)
・症状別 死亡
0人(
0人)、重症3人(
0人)、中等症16人(8人)、軽症31人(20人
・
熱中症による救急搬送、死亡事例、重症事例がいずれも昨年度を上回っています。
今後も例年より暑い日が続くことが予測されていますので、自分の身を守り、家族や周囲の命を守るため、熱中症対策を心がけてください。
・高齢の方が日中に1人で屋外に出られて熱中症になり、発見が遅れて死亡・重症化する事例が相次いでいます。
高齢になると温度に対する感覚が弱くなり、自覚症状が現れないうちに熱中症になる危険があります。
特に高齢の方は暑い時間帯の外出をできるだけ避け、周囲の方も意識的に声かけを行うようにしましょう。
・こまめな水分・塩分補給を行うとともに、適度な休憩を心がけましょう。
・屋内にいても熱中症で救急搬送される事例が多くあります。昼夜を問わず、エアコンや扇風機を上手に使用して室温調節し、こまめに水分補給しましょう。
・体調がすぐれないときは、家族や近所の方にそばにいてもらいましょう。
・疲れや睡眠不足、朝食抜きは熱中症になりやすくなるので、日頃から健康管理を心がけましょう。
・無理のない範囲で軽い運動や入浴で意識して汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。