明治大学・鳥取県連携講座『「弥生時代の交流拠点に集いし人々」鳥取県青谷上寺地遺跡出土人骨の研究成果』の開催
2023年10月24日提供 資料提供
提供課等:政策戦略本部政策戦略局東京本部
担当/係名:販路開拓・メディア連携・交流支援チーム
電話番号:03-5212-9187
FAX番号:03-5212-9079
創設者の一人、岸本辰雄(1851-1912年)が鳥取県出身であることから、本県では毎年度、明治大学と連携して講座を開催し、県の歴史・文化等の魅力を首都圏で広く発信しています。
今年度は、国史跡青谷上寺地遺跡から発掘された弥生時代後期の人骨群についての調査研究成果をテーマに、4年ぶりとなる対面講座を開催します。
来年3月開園予定の青谷かみじち史跡公園など「とっとり弥生の王国」の魅力を、首都圏の考古学ファンにアピールします。
開催日時
10月30日(月)午後6時〜7時40分
会 場
明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階「グローバルホール」
(千代田区神田駿河台1-1)※要事前申込、無料
定 員
先着190名
講座内容
青谷上寺地遺跡で発掘された人骨群のDNA分析や年代学的調査によって、弥生時代後期(紀元2世紀頃)に栄えた日本海交流の拠点に様々な地域から人が集まっていた様子が明らかになってきたことなど、最新の調査研究成果を直接聞ける貴重な講座です。
講 師
石川 日出志 氏(明治大学文学部教授)
濱田 竜彦 氏(鳥取県とっとり弥生の王国推進課)
申 込 先
申込期限
10月28日(土)午前10時 ※ホームページでの申し込み
主 催
明治大学・鳥取県
国史跡青谷上寺地遺跡の概要
青谷上寺地遺跡は、鳥取県鳥取市青谷町内において、弥生時代前期の終わり頃(約2400年前)から古墳時代前期(約1700年前)にかけて営まれた集落遺跡です。弥生時代には交易とものづくりが盛んで、人々が活動の拠点としていた微高地からは、中国大陸や朝鮮半島製の鉄器、青銅器、木製の農具、建築部材、骨角製の漁撈具、碧玉やガラス製の玉類、弥生人の骨や脳など、多種多様な遺物が出土しています。その中には工芸的価値の高いものも多くあり、現在、約1,300点の出土品が国の重要文化財に指定されています。