県政一般・報道提供資料

深海のダンゴムシの仲間を展示

2024年03月27日提供 資料提供


提供機関

提供課等:生活環境部自然共生社会局山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館   担当/係名:研究担当 
電話番号:0857-73-1445  FAX番号:0857-73-1446

内容

令和6年3月22日(金)から5月31日(金)までの間、鳥取県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館の展示水槽にて、深海に棲むダンゴムシの仲間「グソクムシ」を展示することになりました。
(展示生物の状態によっては、展示期間の変更もしくは展示を終了する場合があります)

展示生物

グソクムシ

※本種は、「グソクムシ科」に属する甲殻類で、生きた魚に一時的に寄生すると考えられます。一方、名前がよく似ている「オオグソクムシ」や「ダイオウグソクムシ」は、海底の魚の死骸などを食べる海の掃除屋で「スナホリムシ科」に属しており、展示中のグソクムシとは科や種が異なります。

グソクムシの概要
学名:Aega dofleini,体長:5cm,生息場所:日本海・太平洋沿岸のやや深い水深帯(100〜400m),餌:魚類の体液,特徴:平たい体と触角の一部も平たく変形している等,鑑賞ポイント:オオグソクムシよりも小さく平べったい点。

展示期間

令和6年3月28日(木)〜5月31日(金)
(展示生物の状態によっては、展示期間の変更もしくは展示を終了する場合があります)

展示に至る経緯

令和6年3月17日(日)〜18日(月)に、沖合底引船「共幸丸(きょうこうまる)」[船長 田中壮一(たなかそういち)]が、兵庫県香住沖水深約210mから引き揚げた漁獲物(カレイの仲間)に付着していたところを発見し、とっとり賀露かにっこ館に持ち込まれました。種類の判別のため、本県栽培漁業センターや当館に問い合わせがあり、「グソクムシ」と判別しました。
グソクムシ科の仲間は、今回のように偶然魚に付着しているところを発見されたり、底引き網などで深い水深の海底から稀に見つかる程度で、滅多に見ることができません。

展示中のグソクムシ 全長5cm

問合せ先

山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館 担当 小矢野
〒681-0001 鳥取県岩美郡岩美町牧谷1794-4
電話:0857-73-1445  ファクシミリ:0857-73-1446
電子メール:sanin-geopark@pref.tottori.lg.jp

参考資料

参考資料



最後に本ページの担当課
   鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課
  住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
    E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

  ※提供内容については、画面上部にある「提供機関」に直接お問い合わせください。