戦後80年特別企画展「兵士と家族―戦争に翻弄された人々の記録―」を開催します

公文書館では、11月14日から、戦後80年特別企画展として「兵士と家族―戦争に翻弄された人々の記録―」を開催します。
この展示は、8月から本県が開催してきた平和祈念プログラムを締めくくるもので、戦争に翻弄された人生や地域の姿を振り返り、平和の尊さを考える機会とするものです。

戦後80年特別企画展「兵士と家族―戦争に翻弄された人々の記録―」

令和7年11月14日（金）〜12月24日（水）午前9時から午後5時まで
前期：11月14日（金）〜12月3日（水）
後期：12月5日（金）〜12月24日（水）
※12月4日（木）は展示入替のため休館。

公文書館及び図書館との共通通路　鳥取市尚徳町101　※入場無料

約210点（約190点が初公開）

(1)前期
・傷痍軍人・下田一清（しもだかずきよ）・・・岩美郡米里村（現鳥取市）出身。昭和18年5月クアラルンプールで負傷
・陸軍歩兵大尉・松井元之助（まついもとのすけ）・・・東伯郡大誠村（現北栄町）出身。昭和13年江西省瑞昌県で戦死
・日野郡二部村書記・生田治亨（いくたはるゆき）・・・日野郡野上村（現伯耆町）出身。昭和21年5月吉林省延吉で戦病死
・陸軍歩兵伍長・山本晴昌（やまもとはるまさ）・・・東伯郡小鴨村（現倉吉市）出身。昭和20年7月ビルマで戦死

(2)後期
・陸軍軍人・豊嶋弘（てしまひろし）・・・西伯郡逢坂村（現大山町）出身。フィリピンで終戦を迎え、BC級戦犯として裁かれるが、その後減刑され帰国
・国民学校教師・森田鎮雄（もりたしずお）・・・八頭郡西郷村（現鳥取市）出身。八頭郡内の小学校に訓導として勤務。開戦時等の記録を残す。
・戦後復興のあゆみ・・・引揚と送還、連合軍の進駐、新憲法制定、農地改革、教育改革等の公文書

ほぼすべての資料が初公開です。県内各地から出征した軍人5名と八頭郡の国民学校教師1名の計6名に焦点を当てます。戦地から郷里の家族に宛てた軍事郵便・絵手紙、日記・手記や写真等を紹介します。

(1)日時　12月14日（日）午後1時〜3時
(2)会場　とりぎん文化会館　第1会議室
(3)上映会・座談会　※別途資料提供を行います。