公文書館企画展「鳥取県ができるまで」を開催します
2025年09月03日提供 資料提供

提供課等:総務部公文書館
担当/係名:公文書担当
電話番号:0857-26-8160
FAX番号:0857-22-3977

県立公文書館では、9月12日の「とっとり県民の日」に合わせて、企画展「鳥取県ができるまで」を開催します。本展では、鳥取藩から鳥取県(明治4年)、島根県への合併(明治9年)、そして鳥取県の再置(明治14年)に至るまでの歴史を紹介します。
今年度は、これまで取り上げられる機会のなかった、政府による再置決定から実際の「土地・人民の引渡」までの動きを明治初期の公文書(初公開資料含む)で解説します。
記
日時
令和7年9月9日(火)〜9月30日(火)
公文書館:午前9時〜午後5時(9月15・23日は休館)
共通通路:午前9時〜午後7時(土・日・月、9月11・23・30日は午前9時〜午後5時)
場所
公文書館(展示コーナー)及び共通通路(公文書館・図書館の入口がある通路)
内容(構成)
《館内》公文書(原本・複製)、パネル資料を展示(25点程度)
(1)廃藩置県を伝える「御用状扣(ひかえ)」【初公開】*1、幻の合併案
(2)島根県管内略図、島根県庁舎増築願、置県前の情況
(3)山県有朋の視察復命書、島根県からの土地・人民の引渡【初公開】*2、島根県引継目録
(4)小学校卒業証書にみる県名の変更【初公開】*3
《共通通路》パネルや複製資料を展示(25点程度)
(5)明治初年の山陰地方の藩編制、廃藩置県
(6)播磨国(現、兵庫県)の一部及び隠岐を合併した経緯
(7)島根県への合併の背景、島根県時代に作成された公文書
(8)鳥取県の再置運動の展開、山県有朋の視察復命書、島根県復轄の嘆願
初公開史料の概要
*1 明治4年7月27日に鳥取県から出された布告で「今般藩を廃シ県ヲ被置」「以来鳥取県と相心得候事」と記載される。
*2 明治14年11月25日に島根県から出された布告で「本月廿四日因伯両国土地人民鳥取県へ引渡」と記載される。
*3 明治11〜15年に愛日小学校(明治5年邑美郡湯所《現在の鳥取市湯所》に創立)の卒業証書。
学校の所在地は、明治11年6月〜同14年10月に作成された証書には「島根県」、同15年4月には「鳥取県」と記載される。