県内で使用実績の少ない少花粉スギ1年生苗の試験植栽を行います
2022年04月19日提供 資料提供
提供課等:農林水産部森林・林業振興局森林づくり推進課
担当/係名:資源循環担当
電話番号:0857-26-7305
FAX番号:0857-26-8192
鳥取県山林樹苗協同組合では、令和4年度から先進的な育苗技術を持つ日本製紙株式会社(東京都)と協業し、育苗コストの低減や需給調整の円滑化を図るため、苗木の育苗期間を従来の2年から1年へ短縮して生産する取組みを始めます。
今回は、地元の苗木生産者と造林事業者等が集まり、県内で使用実績の少ない1年生苗木の形状等の確認と試験植栽を下記のとおり行います。
記
日時
4月22日(金)午前10時から正午まで
※荒天の場合、予定を変更することがあります。
場所
鳥取市国府町三代寺地内
位置図>map.pdf
参加予定者
日本製紙株式会社、鳥取県山林樹苗協同組合、鳥取県東部森林組合、県職員等
内容
・生産目標とする苗木の形状等の確認
・試験植栽
主催
鳥取県林業種苗需給連絡協議会
協力
日本製紙株式会社(苗木の提供)、鳥取県東部森林組合(植栽地の提供)
日本製紙株式会社の取組み
日本製紙株式会社は、CO2吸収力の高いエリートツリー(※1)の育成を推進するため、全国に種苗の生産拠点を設け、地元の苗木生産者との協業により普及に取組む。
同社は、令和3年12月に本県で初めて認定特定増殖事業者(※2)を取得し、令和4年度から県有地を活用した採種園を整備。同社の特許技術を活用し、鳥取県山林樹苗協同組合との協業により、育苗期間を短縮した苗木生産に取組む。特定母樹の種子が採取できるまでの間、少花粉スギ・ヒノキによる試験生産を行い、協業体制を試行中。
(※1)エリートツリー
森林のCO2吸収力向上のため、成長等の特性が特に優れたものを農林水産大臣が指定。
指定基準:成長量が在来品種と比較して1.5倍以上、材の剛性が平均以上、花粉量が一般的なスギ・ヒノキの半分以下など。
(※2)認定特定増殖事業者
エリートツリーの普及を加速させるため、間伐等特措法に基づき県知事が認定する事業者。