伏野海岸で保護したウミガメについて
2024年12月25日提供 資料提供
提供課等:農林水産部水産振興局水産振興課
担当/係名:漁業振興担当
電話番号:0857-26-7680
FAX番号:0857-26-8131
その他関係所属 : とっとり賀露かにっこ館 (0857-38-9669)
令和6年12月23日14時ごろ、鳥取市伏野海岸で漂着したウミガメについて、とっとり賀露かにっこ館において一時保護しておりましたが、令和6年12月26日午前8時30分から、保護に適した山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館に、引き渡します。
経緯
・令和6年12月23日13時ごろ、地元住民から生きたウミガメが漂着しているとの情報がとっとり賀露かにっこ館にあった。
・同情報を水産振興課で受け、現地確認。触っても目をつむり頭を少し動かす程度で、非常に衰弱しており、波も高く海に返しても生存は不可能と判断。
・とっとり賀露かにっこ館に搬送して一時保護し、応急処置等を施したところ、泳げるまでに回復。
・飼育水温13℃がウミガメには低すぎるため、関係者と調整し、より保護に適した山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館に引き渡すことになった。
種 類 タイマイ
大きさ 甲羅の長さ約45cm
引き渡し
令和6年12月26日午前8時30分にとっとり賀露かにっこ館において一時保護したウミガメを山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館に保護するため引き渡し、移送します。
※ とっとり賀露かにっこ館での移送作業については、現地取材可能ですが、ウミガメ保護のため、その他の現地取材はお控え願います。
今後の対応
・山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館で保護・回復を図る。
・公開できるまで回復した場合は一般公開することとし、日本海の水温が十分上がるまで保護する。
※ 一般公開する場合は、山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館より情報提供予定。
・十分に回復し、海洋環境が整った場合は、関係者と調整しながら、日本海に放流する予定。
参考
〇タイマイ
熱帯から亜熱帯の海洋に生息し、鳥取県で生きたまま保護されるのは比較的珍しい。
※全てのウミガメは「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(通称:種の保存法)により保護されている。生きている個体については、捕獲等(捕獲、採取、殺傷、損傷)が原則として禁止されている。
〇最近のウミガメの漂着例
・令和6年11月 アカウミガメ(米子市大篠津)死亡
・令和6年7月 アオウミガメ(青谷井出が浜)死亡
・令和6年1月 オサガメ(岩美町大谷海岸)死亡
・令和5年10月 アオウミガメ(青谷町夏泊定置網混獲)生存
・令和5年10月 アオウミガメ(岩美町牧谷)死亡
・令和5年10月 タイマイ(鳥取市伏野海岸)生存