県政一般・報道提供資料

【中止】長瀬高浜遺跡の土器等の新規出土状況を知事が視察します

2024年11月15日提供 資料提供


提供機関

提供課等:地域社会振興部文化財局とっとり弥生の王国推進課  
電話番号:0857-26-7932  FAX番号:0857-26-8128

内容

11/20 知事の視察は中止になりました。
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一般国道9号(北条道路)の改築に伴い湯梨浜町長瀬高浜(ながせたかはま)遺跡の発掘調査を行っており、このたび発掘調査現場を知事が初めて視察します。
・今回視察するのは、11月9日(土)に開催した一般公開からさらに作業が進ちょくし、新たな竪穴建物跡の調査が進んだ状況です。
・現在、調査している4面のうちの最終面となる、古墳時代前期(約1770〜1650年前)の集落跡を調査しており、35棟以上の竪穴建物跡や井戸跡などが確認されています。
・竪穴建物跡からは、壊れずに残ったままのものなど多数の土器等が出土しています。

視察の概要

(1)視察日時 令和6年11月20日(水)正午
(2)視察場所 長瀬高浜遺跡現地(東伯郡湯梨浜町はわい長瀬)
(3)説明者 公益財団法人鳥取県教育文化財団調査室(発掘調査を実施) 君嶋俊行(きみじまとしゆき)室長

出土品の出土状況等

・竪穴建物跡からは壊れずに残ったままのものや破損の少ないものなど多数の土器が見つかっているほか、竪穴建物跡としては珍しい銅鏃(どうぞく:銅のやじり)、ガラス管玉(くだたま)なども見つかっています。
・竪穴建物跡から見つかる土器は、建物が使われなくなった後、その跡が埋まる過程で廃棄されたものと考えられますが、保存状態が良好なのは砂に覆われた砂丘地の遺跡特有であり、このような出土状況を目にする機会はほとんどありません。

発掘調査の概要

長瀬高浜遺跡は50年前に発見され、昭和・平成時代に行われた発掘調査により、砂丘の下から弥生時代の玉作(たまつくり)工房や古墳時代初め頃の集落跡、古墳時代中頃から終わり頃にかけて築かれた古墳群や埴輪群、奈良〜平安時代の建物跡、鎌倉〜室町時代の畠跡などが確認されている鳥取県を代表する遺跡。令和4年度から四半世紀ぶりの発掘調査を行っており、今年度が最終年度。
(1)調査期間 令和6年5月7日〜12月下旬(予定)
(2)調査面積 3,632平方メートル
(3)今年度の発掘調査成果
1 鎌倉・室町時代:大規模な畠跡、人・動物の足跡を確認
2 奈良・平安時代:掘立柱建物跡、鍛冶炉を確認
3 古墳時代中期〜後期(約1550〜1420年前):古墳7基を確認
4 古墳時代前期(約1770〜1650年前):多数の竪穴建物跡、井戸跡、土坑などを確認
※1〜3については、既に調査を終えており現地に遺構は残っていません。

参考画像


竪穴建物跡での多数の 完全な形の土器の出土状況(今年度のもの)
土器の出土状況(昨年度のもの)

参考資料

長瀬高浜遺跡位置図および駐車場・現場案内図

参考画像

竪穴建物跡での多数の土器の出土状況(昨年度のもの)3区土器出土状況(修正).jpg
完全な形の土器の出土状況(今年度のもの)4区竪穴建物土器出土状況2.jpg


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