鳥取県の令和7年第47週(令和7年11月17日〜令和7年11月23日)のインフルエンザの定点当たりの患者数が、下記のとおり西部地区で警報開始基準値を超えたことから、本日、県内全域にインフルエンザ警報を発令しました。
今後、さらに流行が拡大するおそれがありますので、県民の皆さまにおかれましては、引き続き、手洗い、換気等の感染予防策に取り組んでいただきますよう御協力をお願いします。
・場面に応じたマスクの着用や換気、手洗い、手指消毒などの感染対策が効果的です。
・インフルエンザ様症状がある場合は早目に医療機関を受診し、医師の指示に従い治療しましょう。
(1)注意報・警報について
以下の基準に基づき、鳥取県全域に注意報・警報を発令・解除する。なお、基準値は、国に同じ。
 | 基準値 | 要件 |
注意報 | 定点当たりの患者数
10人 | 注意報開始基準値を超えた保健所の人口の総計が県全体の人口の
30%を超えた場合 |
警報 | 定点当たりの患者数
30人 | 警報開始基準値を超えた保健所の人口の総計が県全体の人口の
30%を超えた場合 |
解除 | 定点当たりの患者数
10人 | 警報終息基準値を超える保健所の人口の総計が県全体の人口の
30%未満となった場合 |
≪今回の例≫
・西部地区で警報発令の基準値30人を超えて警報開始基準を満たす⇒
警報を発令する。
・鳥取県の推計人口(鳥取県人口移動調査:令和7年11月1日現在)
地区 | 人口 | 人口割合 |
東部地区 | 212,421人 | 40,5% |
中部地区 | 92,166人 | 17,6% |
西部地区 | 219,685人 | 41,9% |
合計 | 524,272人 | 100% |
(2)過去のシーズンの流行開始日、注意報及び警報発令日は以下のとおりです。
シーズン | 流行開始日 | 注意報発令日 | 警報発令日 |
令和7 ‐ 8年 | 令和7年10月15日 | 令和7年11月19日 | 令和7年11月26日 |
令和6 ‐ 7年 | 令和6年11月13日 | 令和6年12月18日 | 令和7年1月7日
(令和7年2月5日解除) |
令和5 ‐ 6年 | ※令和4-5年シーズンから定点当たり1(流行開始目安)を超えたまま移行 | 令和6年3月13日(3回目)
(令和6年4月17日解除) | - |
令和6年2月14日(2回目)
(令和6年3月6日解除) | - |
令和5年10月18日(1回目) | 令和5年11月1日
(令和6年1月24日解除) |
令和4 ‐ 5年 | 令和5年1月11日 | 令和5年3月15日
(令和5年3月29日解除) | 発令なし |
(3)県内の小児科・急性呼吸器感染症定点医療機関:29の医療機関(東部12、中部6、西部11)
(4)定点当たり患者数とは、1週間にインフルエンザで定点医療機関を受診した1定点当たりの患者数。