保育園における感染性胃腸炎疑いの集団発生について(第1報)
2021年04月16日提供 資料提供
提供課等:西部総合事務所西部総合事務所米子保健所
担当/係名:医薬・感染症対策課難病・感染症担当
電話番号:0859-31-9317
FAX番号:0859-34-1392
4月16日(金)、米子市内の保育園から西部総合事務所米子保健所に「多数の園児・職員に下痢・嘔吐の症状が発生している。」との報告があった。
患者発生状況(4月16日(金)午前10時現在)
区 分 | 在籍者数 | 累計患者数 | 現有症状者 |
園 児 | 63名 | 13名 | 5名 |
職 員 | 10名 | 1名 | 0名 |
施 設 名:米子市あがた保育園(米子市福万363番地4)
代表者名:園長 田中 恵美子(たなか えみこ)
主な症状:嘔吐・下痢 ※重症者なし
初発日:4月12日(月)
(注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者
が発生した場合をいう。
今後の対応
(1)原因究明のための有症状者の便検査
(2)施設及び家庭での二次感染防止対策の徹底の指導
(3)園児及び職員の健康調査の継続
<感染性胃腸炎(5類感染症)>
○感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。
○原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。
○鳥取県感染症流行情報第14週(4月5日〜4月11日)によると、感染性胃腸炎は、東部及び中部地区で散発、西部地区でやや流行しています。
<各施設における予防対策>
○下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。
○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。
○下痢便や嘔吐物の処理をする場合は、使い捨て手袋を使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行うこと。
○手すり、ドアノブ、汚染衣服等の消毒を行うこと。
○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。
※この資料は、米子市政記者クラブにも提供しています。