県内における手足口病警報の発令
2024年07月03日提供 資料提供
提供課等:福祉保健部感染症対策センター
担当/係名:感染症対策担当
電話番号:0857-26-7153
FAX番号:0857-26-8143
感染症発生動向調査における手足口病の集計速報値(令和6年第26週:6月24日〜6月30日)で、下記のとおり東部地区の患者報告数が警報開始基準値である1定点当たり5人に達したことから、本日、県内全域に手足口病警報を発令しました。
今後も大きな流行が継続するおそれがありますので、県民の皆さまにおかれましては、手洗い等の取組による感染予防・感染拡大防止に御協力をよろしくお願いします。
記
発令地区
鳥取県全域
定点当たり患者報告数(令和6年第26週(6月24日〜6月30日))
区 分 | 全県 | 東部地区 | 中部地区 | 西部地区 |
定点当たりの患者数 | 3.00人 | 5.13人 | 3.00人 | 0.57人 |
患者数 | 57人 | 41人 | 12人 | 4人 |
県民の皆様へのお願い
○発熱、手や足の発疹、口腔内の粘膜疹などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
○飛沫・接触感染するため、個人衛生の徹底(手洗い等)をしましょう。
手足口病とは
○コクサッキーウイルス等、複数の病原ウイルスによって起こる感染症です。
○2〜7日の潜伏期(通常3〜4日前後)を経て発症し、手、足、臀部(でんぶ)の皮膚発疹と口腔内の粘膜疹を特徴とし、38度台の熱が出ることもあります。通常1週間で軽快します。
○口腔内の痛みで食物や水分の摂取が困難な場合があります。
○乳幼児・小児に多く発症します。
○まれですが、髄膜炎や脳症等の合併症があります。
<参考>
1) 警報について
以下の基準に基づき、警報を発令・解除する。なお、基準値は、国に同じ。
| 基準値 | 要件 |
発令 | 定点当たりの患者数
5人 | 警報開始基準値を超えた保健所の人口の総計が県全体の人口の
30%を超えた場合 |
解除 | 定点当たりの患者数
2人 | 警報終息基準値を超える保健所の人口の総計が県全体の人口の
30%未満となった場合 |
≪今回の例≫
・東部地区で警報発令の基準値5人を超えたことから、警報発令基準を満たす⇒警報を発令
・鳥取県の推計人口(鳥取県人口移動調査:令和6年6月1日現在)
地区 | 人口 | 人口割合 |
東部地区 | 216,069人 | 40.6% |
中部地区 | 93,997人 | 17.7% |
西部地区 | 222,428人 | 41.7% |
合計 | 532,494人 | 100% |
2) 過去の警報発令日・解除日(直近)は、以下のとおりです。
・警報発令日:令和5年8月9日→解除日:令和5年10月18日
3) 県内の小児科定点医療機関:19の小児科の医療機関(東部8、中部4、西部7)
4) 定点当たり患者数とは、1週間に手足口病で定点医療機関を受診した1定点当たりの患者数。