県政一般・報道提供資料

令和6年度ガンカモ類の生息調査の結果

2025年01月17日提供 資料提供


提供機関

提供課等:生活環境部自然共生社会局自然共生課   担当/係名:自然環境保全担当 
電話番号:0857-26-7872  FAX番号:0857-26-7561

内容

環境省では、毎年1月中旬に「ガンカモ類の全国一斉調査」を実施しており、県がNPO法人日本野鳥の会鳥取県支部に委託し、生息調査を実施しました。結果は下記のとおりです。

調査の概要

(1)日時
   令和7年1月12日(日)午前6時30分から午前11時25分まで

(2)調査地点
   県内11カ所
 本庄池(岩美町)、多鯰ケ池(鳥取市)、千代川(鳥取市ほか)、湖山池(鳥取市)、
水尻池(鳥取市)、日光池(鳥取市)、東郷池(湯梨浜町)、天神川(倉吉市)、
   日野川(米子市ほか)、佐陀川(米子市)、中海(米子市ほか)

(3)調査者
   NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部 会員25名

(4)調査対象
   ガン・カモ・ハクチョウ類

(5)調査方法
   各調査地点に調査員を配置し、双眼鏡等を使用した目視により、ガンカモ類の個体数を種ごとにカウントします。

調査結果

区分
令和4年度
令和5年度
令和6年度
令和5年度との比較(羽数)
ハクチョウ類
2種
295羽
2種
364羽
2種
269羽
 減( 95羽)
ガン類
2種
93羽
4種
748羽
3種
661羽
減(  87羽)
カモ類
20種
21,254羽
20種
19,370羽
20種
16,106羽
減( 3,264羽)
24種
21,642羽
26種
20,482羽
25種
17,036羽
減( 3,446羽)

分析・総括(NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部)

気温は例年並みであり、天候は晴れであった。
今冬の飛来総数は例年に比べ減少しているが、これは湖山池のホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモの飛来数が前年同期と比較して大幅に減少しているのが主な原因である。
ハクチョウ類(コハクチョウ)、ガン類(マガン、ヒシクイ)は、群れの大小はあるが、東部、中部、西部で越冬している。
米子水鳥公園では、コハクチョウの大部分がねぐらを島根県安来市に移したため、羽数は減少した。
昨年に引き続き、天神川で国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「危急種」に分類されるサカツラガンを確認した。
また、カモ類ではトモエガモの大きな群れを天神川で確認した。

(参考)

※米子市政記者室にも資料提供しています。

参考資料

資料



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