県内におけるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)警報の発令
2023年10月04日提供 資料提供
提供課等:福祉保健部感染症対策局感染症対策課
電話番号:0857-26-7153
FAX番号:0857-26-8143
感染症発生動向調査におけるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の集計速報値(令和5年第39週:9月25日〜10月1日)が、下記のとおり東部地区で警報開始基準値である1定点当たり8人を超えたことから、本日、県内全域にA群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報を発令しました。
今後も大きな流行が継続するおそれがあることから、県民の皆さまにおかれましては、手洗いや咳エチケット等の取り組みによる感染予防・感染拡大防止に御協力をお願いします。
記
発令地区
鳥取県全域
定点当たりの患者数(令和5年第39週(9月25日〜10月1日))
区分 | 全県 | 東部地区 | 中部地区 | 西部地区 |
定点当たりの患者数 | 5.26人 | 8.00人 | 3.00人 | 3.43人 |
患者数 | 100人 | 64人 | 12人 | 24人 |
県民の皆さんへのお願い
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、発熱、咽頭痛などを主とする感染症で、小児に好発します。
- 原因は細菌性のA群溶血性レンサ球菌です。
- 発熱、咽頭痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 手洗い、消毒等の感染予防を徹底しましょう。
以下の基準に基づき、注意報・警報を発令・解除する。なお、基準値は、国に同じ。
| 基準値 | 要件 |
発令 | 定点当たりの患者数8人 | 警報開始基準値を超えた保健所の人口の総計が県全体の人口の30%を超えた場合 |
解除 | 定点当たりの患者数4人 | 警報終息基準値を超える保健所の人口の総計が県全体の人口の30%未満となった場合 |
・東部地区で警報発令の基準値8人を超えたことから、警報報発令基準を満たす。⇒警報を発令
・鳥取県の推計人口(鳥取県人口移動調査:令和5年9月1日現在)
地区 | 人口 | 人口割合 |
東部地区 | 218,213人 | 40.6% |
中部地区 | 95,256人 | 17.7% |
西部地区 | 224,299人 | 41.7% |
合計 | 537,768人 | 100% |
(2)過去の警報発令日・解除日(直近)は、以下のとおりです。
・警報発令日:令和3年7月14日 警報解除日:令和3年8月4日
(3)県内の小児科定点医療機関:19の医療機関(東部8、中部4、西部7)
(4)定点当たり患者数とは、1週間にA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で定点医療機関を受診した1定点当たりの患者数。