令和7年度鳥取県美しいもりづくり功労者知事表彰の決定
2025年03月21日提供 資料提供

提供課等:農林水産部森林・林業振興局森林づくり推進課
担当/係名:森林保全活用担当
電話番号:0857-26-7304
FAX番号:0857-26-7304

県土の緑化及び森林保全の推進に寄与することを目的に、林産物の生産、緑化の推進、森林保全の実践及びその普及について特に功績のあった者(個人又は団体)を表彰する、鳥取県美しいもりづくり功労者を、審査の結果下記のとおり決定しました。
記
鳥取県美しいもりづくり功労者
氏名・団体名等 | 功績内容 |
長谷川 和郎 さん (鳥取市) | ・平成23年春より地域資源である山を守りたいと思いしいたけ栽培に就農し、しいたけ「菌興115」の栽培に専念しており、農薬や肥料も使わない原木しいたけが評価され、これまで数々の賞を受賞している。
・また、平成28年からは鳥取県椎茸生産組合連合会会長として、原木椎茸の生産拡大、消費者への普及啓発に貢献している他、新規生産者講座を行い、原木しいたけの生産技術を次世代に引き継ぐための環境づくりに尽力し、鳥取県の椎茸業界を長く牽引している。 |
藤原 直樹 さん(八頭町) | ・平成4年より家業である苗木生産に従事し、コンテナ苗、エリートツリー、少花粉苗木など60種類以上の苗木を生産している。
・苗木生産に従事しつつ、森林作業道を開設しながら、自伐経営をし、採算性と環境保全を両立する持続的森林経営を行っており、現在まで、9,000m以上の森林作業道を開設している。町内の林業事業体とも連携して開設した作業道
・軽トラックが通行できるよう、常に維持管理され、地域の森林整備の促進に繋がっている。 |
木育サポート 森のきこりん
(琴浦町) | ・木や森林の魅力を子供たちに伝え、自然との触れ合いを通して心身の発達を促し、その大切さを地域に広めていくため、地元小学校や地域住民と協力し、木育授業や森林環境学習などを行っている。
・令和3年度にはオリジナル絵本「森はぐるぐる」を制作し、県内の教育機関や図書館などに200冊寄贈したほか、森林散策、地域イベントを積極的に開催するなど、多様でユニークな木育活動を行っている。 |
清水 泰 さん (大山町) | ・平成2年よりアカマツ材生産を主とする林業経営に従事し、優良な形質を有する特別母樹林を含む約86ヘクタールを管理経営している。
・県内外の団体や学校から所有林の視察研修を数多く受け入れ、毎年米子工業高等専門学校が行う「環境共生型ものづくりデザイン教育」において所有林を提供し、講師を務める他、鳥取県新人林業技術職員を受け入れ、所有林でチェーンソーを用いた枝払いや玉切り、アカマツ林の維持管理について指導している。 |
にちなん中国山地林業アカデミー(日南町) | ・毎年日南町から委託を受け、日南町内のこども園、小学校、中学校に対して植林体験や枝打ち体験などの森林教育を実施しており、学年ごとの教育的な目標に沿うよう配慮されているとともに、森林や林業及び日南町ことについても、体験的に学ぶことができるものとなっている。
・近年では修学旅行に森林教育を組込まれる事例も多く、修学旅行生に対して丸太切りなどの林業体験を行っている。 |
表彰
鳥取県美しいもりづくり功労者には、第69回鳥取県植樹祭において鳥取県知事表彰を行います。
審査会
(1)開催日 令和7年3月13日(木)
(2)審査員
区分 | 職 名 | 氏 名 |
委員 | 鳥取県町村会主幹 | 衣笠 千春 (きぬがさ ちはる) |
元鳥取市立醇風小学校長/元鳥取県小学校長会長 | 久岡 賀代子(ひさおか かよこ) |
鳥取県連合婦人会会員 | 宮本 奈津枝(みやもと なつえ) |
智頭の山人塾塾長(審査会会長) | 山本 福寿(やまもと ふくじゅ) |
農林業 | 吉田 定夫(よしだ さだお) |
(3)審査基準
表彰は次のいずれかに該当する者(個人又は団体)に対して行う。
ア 林産物の生産、森林の多様な利活用及び木の良さを伝える活動を通じて美しいもりづくりに顕著な功労があった者
イ 森林の造成・森林の保全等を通じて美しいもりづくりに顕著な功労があった者
ウ 後継者育成、青少年等への森林・林業教育及び伝統的な技術を後生に継承する取り組みを通じて美しいもりづくりに顕著な功労があった者