県政一般・報道提供資料

とっとり出合いの森に県産CLTを活用した「風をあつめる東屋」を整備しました

2024年05月17日提供 資料提供


提供機関

提供課等:農林水産部森林・林業振興局林政企画課   担当/係名:林政企画担当 
電話番号:0857-26-7300  FAX番号:0857-26-8192

内容

とっとり出合いの森「出合いの広場」に、鳥取県産CLTを全面に活用した東屋が完成し、供用開始したのでお知らせします。

1 供用開始日

5月17日(金)から供用中

2 場所

とっとり出合いの森 「出合いの広場」(鳥取市桂見)

3 施設の特徴

・老朽化が進んだ東屋の改築に当たり、県産CLTを活用した設計を依頼し、本案を採択しました。
・CLTは、鳥取県産材(日南町ほかのスギ材)を使用し、株式会社鳥取CLT(南部町)が製造したものを使用しています。

設計コンセプト:「風をあつめる東屋」
・角度をつけた壁柱で屋根を支えるデザインとし、鳥取市の卓越風を考慮して、壁柱によって風を集め、東屋の利用時に快適な風を感じられるような計画とした。
・壁柱にはCLT板をそのまま利用し、東屋がCLTで構成されていることを全面的にアピールできるデザインとした。屋根にもCLTを使用し、できるだけ加工を少なくすることで加工コストの削減を図った。
・壁柱の角度と配置は、東屋自体の軽快さと敷地の眺望の良さを確保しつつ、効果的に風を集めるとともに、構造的合理性も考慮し、耐震性や積雪荷重に耐えられるよう調整した。

4 施設の概要

名称風をあつめる東屋
竣工令和6年5月9日
構造木造平屋建て(CLTパネル工法)
延床面積16.52 m2
CLT利用部分屋根板、天井、壁柱、ベンチ
CLTサイズ
(主なもの)
屋根板:幅1,250mm×長さ4,000mm×厚さ90mm 計6枚
壁柱 :幅 910mm×長さ2,300〜2,550mm×厚さ90mm 計6枚
※どちらも3層3プライ
CLT使用量7.84 m3
CLT製造(株)鳥取CLT
設計(株)白兎設計事務所
施工鳥取シャッター(有)
事業費12,023千円(設計費 1,903千円、工事費 10,120千円)

    (参考)CLTとは

    Cross Laminated Timberの略で「直交集成板」という。ひき板(ラミナ)を繊維方向が直交するように積層接着したパネルであり、住宅や大規模建築物での構造材のほか、内装材や家具材としても使われる。木材利用の拡大につながる建材として、全国で国産材CLTの普及が進められている。

    参考資料

    外観写真



    最後に本ページの担当課
       鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課
      住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
        E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

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