新着資料紹介「巨大キノコ オオミヤマトンビマイ」を展示します
2023年06月23日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:自然担当
電話番号:0857-26-8044
鳥取県立博物館では、このたび展示替えを行い、下記のとおり展示します。取材をよろしくお願いいたします。
記
展示趣旨
オオミヤマトンビマイは大型で希少なキノコです。鳥取県内での記録はまだわずかしかありません。
2021年6月、県内3例目となるこの巨大キノコが、鳥取市河原町で発見されました。後世に残すべき貴重なキノコであることから、標本にして保存することになりました。
キノコは通常、乾燥させて標本にしますが、このキノコは乾燥させると大変もろくなり、キノコ自身の重さで壊れるほどでした。そこで、専門業者にお願いして、キノコの組織に樹脂を浸透させるプラスティネーションという技術で加工することにしました。全体的に少し縮んだり、自身の重みで傘が下をむいてしまったりと、完全な形で保存できなかった部分もありますが、レプリカなどではなく実物の標本にすることができました。採集時の写真も併せてご覧いただき、生きている時の様子をイメージしていただけるとありがたいです。
展示期間
令和5年6月27日(火)午後から9月10日(日)まで。
展示場所
自然常設展示室 小コーナー(常設展の入館料が必要)
展示構成
(1)新着資料
・オオミヤマトンビマイ(プラスティネーション標本)
(2)参考展示ベニタケ目のなかま
・ベニタケ科 コベニタケ(レプリカ)
・マツカサタケ科 フサヒメホキタケ(アクリル封入標本)
など