期間限定公開!小学生が発見した貴重なサメの歯化石標本について
2011年01月05日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:自然担当
電話番号:0857-26-8044
このたび、日野郡日南町多里で発見された貴重なサメ(カルカロドン・メガロドン)の歯化石が、発見者の小谷天馬(こたにてんま)さん(江府町立江府小学校6年生)から鳥取県立博物館に寄贈され、話題となりました。この化石標本を調査・研究するに先立ち、いち早く県民のみなさまに紹介するため、下記のとおり、寄贈された標本を期間を限定し、公開いたします。
記
公開日程
期間:平成23年1月15日(土)〜1月29日(土)【15日間】
時間:午前9時〜午後5時
場所:鳥取県立博物館 自然常設展示室(日南町多里の化石コーナー)
展示内容
・寄贈されたサメ歯化石の実物標本:1点
・標本解説パネル:1枚
・カルカロドン・メガロドンの紹介パネル:1枚
展示する標本について
■小谷天馬(こたにてんま)さん(江府町立江府小学校6年生)が、昨年の夏休み(8月3日)に日野郡小学校教育研究会社会科・理科部会の主催する「日野郡リーダー講習会」に参加した際に、日野郡日南町新屋の多里層から発見したもの。
■鳥取市国府町宮下産出の「トットリ・ムカシギンポ」の新種記載を行った魚類化石の研究者である籔本美孝(やぶもとよしたか)博士(北九州市立自然史・歴史博物館)により、化石の大きさや形状からカルカロドン・メガロドン(Carcharodon megalodon)の歯化石と鑑定された。
カルカロドン・メガロドン(Carcharodon megalodon)について
約2800万年前から約180万年前(新生代古第三紀漸新世〜第四紀更新世)にかけて生息していたサメで、体長は約11m〜20mにも達すると考えられており、その大きさなどから人気もあり、よく知られている。歯の形状や特徴から現生のホホジロザメ(体長約4m〜5m)の祖先ではないかとされている。温かい海に生息し、主にクジラなどを丈夫なノコギリ状の歯でかみつき捕食していたと考えられている。
問い合わせ先
鳥取県立博物館 学芸課 自然担当
担当:山口勇人
電話:0857-26-8044