教育関係・報道提供資料

【速報展示を行います】国史跡青谷上寺地遺跡第17次発掘調査で出土した銅戈片

2018年01月24日提供 資料提供


提供機関

提供課等:教育委員会(事務局)文化財課   担当/係名:歴史遺産室 
電話番号:0857-26-7934

内容

平成28・29年度に実施した国史跡青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡第17次発掘調査で出土した弥生時代中期の武器形祭器の一つ「銅戈(どうか)」の破片について、下記のとおり速報展示を行いますので、取材等記事として紹介いただきますようお願いします。

速報展示について

日時 平成30年1月24日(水)から平成30年1月31日(水)
場所 鳥取市青谷上寺地遺跡展示館 ロビー(鳥取市青谷町青谷4064番地)
   電話 0857-85-0841
   開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
   期間中の休館日 1月29日(月)

主催 鳥取県埋蔵文化財センター
共催 公益財団法人 鳥取市文化財団
    鳥取市青谷上寺地遺跡展示館

銅戈片出土の意義について

○青谷上寺地遺跡で初めて確認された銅戈

青谷上寺地遺跡では戈形木製品、戈の柄(え)や鞘(さや)(いずれも木製)が出土していましたが、銅戈は見つかっていませんでした。銅戈は武器ではなく祭器と考えられ、青谷上寺地遺跡において青銅製の武器形祭器を使った祭りが行われた可能性があります。



○中国地方以西で初めて出土した近畿(大阪湾)型銅戈
近畿(大阪湾)型銅戈の破片が山陰地方に及んでいたことは、弥生時代における地域間の関係、青銅器の流通を考える上で重要です。
 
○破片で出土した銅戈
本来は弥生時代中期(紀元前2世紀〜1世紀)に使用された武器形祭器です。今回は弥生時代終末期(3世紀前半)の地層から破片の状態で出土していることから、再利用を目的とした素材である可能性が考えられます。弥生時代における青銅利用の実態を考える上で重要な発見です。

報道機関に提供した資料(PDFファイル)

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最後に本ページの担当課
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