鳥取県ミュージアムネットワーク連携事業共同企画展木下翠雨の里帰りと同時代を生きた郷土の日本画家たちの開催について
2021年09月09日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:美術振興課
電話番号:0857-26-8045
鳥取県立博物館が事務局を務める鳥取県ミュージアムネットワークでは、令和3年9月11日(土)より、日南町美術館を会場に、共同企画展「木下翠雨(きのしたすいう)の里帰りと同時代を生きた郷土の日本画家たち」を開催します。ぜひ取材くださいますようお願いします。
共同企画展の概要
展覧会名:「木下翠雨の里帰りと同時代を生きた郷土の日本画家たち」
会期:令和3年9月11日(土)から10月10日(日)
休館日:9月13日(月)、21日(火)、27日(月)、10月4日(月)
開館時間:午前8時30分から午後5時
会場:日南町美術館(鳥取県日野郡日南町霞785 電話0859-77-1113 ファックス0859-77-1115)
主催:鳥取県ミュージアムネットワーク
入場料:一般200円(150)、高校生100円(70)、中学生以下は無料 ( )は、団体20名様以上、障がい者手帳のご提示でご本人とその付添い1名様の割引料金
趣旨
日南町阿毘縁の木下家に生まれた木下翠雨(1868年-1946年)は、大阪に出て南画家の藤田台石(ふじたたいせき)に師事した後、鳥取県米子市東八幡に帰郷し、地方画家として活動を続けた日本画家です。翠雨の作品や資料は少なく、その足跡について明らかにされていない部分が多くありますが、1902年、第32回日本美術協会展出品作《秋景山水》が宮内省に買い上げられたほか、明治期の『現在今世名家書画一覧』に番付された足跡があります。また、郷土においては、1922年、鳥取市で開催された星溟美術展への出品歴と、地方画家たちが集う画会に参加していたことが確認されています。この度、翠雨没後75年を迎えるにあたり、米子市美術館で初の回顧展が開催されました。この展覧会により、調査、研究が深まり、明らかとなった翠雨の画業や、米子周辺で発見された初公開の作品が公開されました。そこで、米子市美術館をはじめとする鳥取県ミュージアムネットワークの加盟館による共同企画展として、翠雨の生まれ故郷である日南町の美術館にその作品を里帰りさせるとともに、同時代を生きた鳥取県の日本画壇の一端を紹介する展覧会を開催します。
関連イベント
ギャラリートーク 日時:9月11日(土) 午後2時から3時