国史跡青谷上寺地あおやかみ(じち)遺跡第18次発掘調査の報道説明会を開催します
2018年11月09日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)文化財課
担当/係名:歴史遺産室
電話番号:0857-26-7934
史跡青谷上寺地遺跡第18次調査では、遺跡の「中心域」(※1)北側を発掘しています。現在、遺跡の最盛期の後半である弥生時代終末期(3世紀前半)の遺構を検出し、当時の人々の活動の様子を探っているところです。ついては、下記のとおり記者公開を行いますので、取材にお越しください。
※1 青谷上寺地遺跡において、弥生人の交易やものづくりなどの活動の舞台となった微高地部分を中心域と呼び、秀麗な木製容器をはじめ多量の遺物が出土しています。
記
記者公開
1 日時 11月14日(水)午後1時30分から2時30分まで(少雨決行)
2 会場 青谷上寺地遺跡第18次調査区現地(鳥取市青谷町青谷)
3 概要
(1)調査機関 鳥取県埋蔵文化財センター
(2)調査担当 青谷上寺地遺跡調査整備担当 係長 大野哲二(おおのてつじ) 文化財主事 門脇隆志(かどわきたかし)
(3)調査期間 平成30年9月18日〜11月下旬(予定)
(4)調査面積 177平米
(5)調査目的 遺跡北エリアにおける集落様相の解明
(6)調査成果
当時青谷平野に入り込んでいた内海と「中心域」との境界付近にあたる今回の調査区で、弥生時代終末期の木造構造物(※2)を複数検出し、これらが溝の護岸や土手を築く基礎として機能していたことを確認しました。軟弱かつ不安定な地盤の上で、溝や土手の構築が短い期間に繰り返し行われるなど、遺跡中心域を維持しようとしたインフラ整備の様子が明らかとなりました。
※2 木の杭や板を使ってつくられた構造物で、溝の護岸、土留め、畦(あぜ)の芯材や補強材、区画施設として機能しました。
現地説明会
1 日時 11月17日(土)午後1時30分から2時30分まで(少雨決行)
2 会場 青谷上寺地遺跡発掘調査現地(鳥取市青谷町青谷)
3 集合 事前申込不要です。開始時刻までに現地にご集合ください。
現地は滑りやすいので、長靴、運動靴等でお出かけ下さい。
駐車台数に限りがありますので、できるだけ乗り合わせておいで下さい。
問合せ先
〒689-0592鳥取市青谷町青谷667(鳥取市青谷町総合支所2階)
鳥取県埋蔵文化財センター青谷調査室
電話0857(85)5011、ファクシミリ0857(85)5012、
電子メールmaibuncenter@pref.tottori.lg.jp
ホームページhttp://www.pref.tottori.lg.jp/maibun/