(公財)鳥取県教育文化財団では、一般国道9号(鳥取西道路)の改築事業に伴う発掘調査を実施しています。このたび「鳥取県立博物館 歴史の窓コーナー」にて、今年度の発掘調査成果の速報展を開催します。
弥生時代の銅鐸や青銅製の腕輪(銅釧)の破片、あるいは低湿地遺跡ならではの木製品など、出土したばかりの貴重な品々を見ることができますので、ぜひご来場ください。
(公財)鳥取県教育文化財団が、平成25年度に発掘調査を実施した8遺跡(桂見鍋山遺跡、東桂見遺跡、良田中道遺跡、松原田中遺跡、金沢坂津口遺跡、常松大谷遺跡、常松菅田遺跡、下坂本清合遺跡)のうち、3遺跡(松原田中遺跡、金沢坂津口遺跡、常松菅田遺跡)についての発掘調査成果を展示します。
(1)金沢坂津口(かなざわさかつぐち)遺跡(鳥取市金沢)
弥生時代前期から中期(約2,400〜2,200年前)の溝から出土した、脱穀した籾殻を風選別するなど、農業用に使用したと考えられる「手箕(てみ)」を展示します。
(2)松原田中(まつばらたなか)遺跡(鳥取市松原)
弥生時代中期(約2,100年前)の「銅鐸(どうたく)」、弥生時代から古墳時代前期(約2,000〜1,600年前)にかけての「銅釧(どうくしろ)」、弥生時代中期から後期(約2,100〜1,900年前)の中細形銅剣を模倣した磨製石剣(ませいせっけん)等を展示します。
(3)常松菅田(つねまつすがた)遺跡(鳥取市気高町常松)
古墳時代前期(約1,700年前)の溝から出土した、珍しい組み方でつくられた腰掛を展示します。
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