鳥取藩「家老日記」のテキストデータベースを追加公開します
2018年03月26日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
鳥取県立博物館では、平成16年から古文書解読ボランティアの協力を得て、また県史編さん室とも共同で(平成19年〜平成26年度)、江戸時代の「家老日記」の解読に取り組んできました。これまで約100名のボランティアに協力をいただき、「家老日記」全文の解読を終えました。その成果を広く紹介するため、昨年度までに解読文字数の3分の2にあたる1781(天明元年)から1869(明治2年4月)までの88年分の約2000万文字を「家老日記テキストデータベース」でインターネット公開しました。今回新たに126年間分(ただし、数年分の欠記の除く)のテキストデータを追加し、あわせて同一時期の原本デジタル画像を公開します。
家老日記テキストデータベース」の特徴と主な機能
・「家老日記」は、鳥取藩の政務を統括した家老のもとで記録された公務日記。鳥取藩政を知るうえで最も基礎となる資料。鳥取県立博物館が所蔵し、1655(明暦元)年から1869(明治2)年までが、ほぼ年次をおって伝存。
・平成16年度から鳥取県立博物館で活動を開始した「古文書解読ボランティア」と「県史編さん室協力員(古文書解読)」による解読成果の一部をデータベース化。
・鳥取県立博物館のホームページを通じてインターネット公開し、学校の地域学習から一般の歴史・民俗研究まで、広く活用していただけるようにした公開型データベース
・「家老日記」の本文を1日ごとに閲覧でき、キーワード検索も可能。
(1)データ
・対象となる期間は、1780(安永9年)〜1655(明暦元年)分のテキストデータ約1000万文字と、同一時期の原本のデジタル画像です。
(2)利用方法(アクセス方法)
・鳥取県立博物館ホームページ(hhttp://www.pref.tottori.lg.jp/264523.htm)
・「収蔵資料・刊行物」を選択
・「データベース」より「家老日記テキストデータベース」を選択
・「検索画面へ」を選択(→テキストデータベースへ)、「原本を見る」を選択(→原本画像データへ)
(3)テキストデータの閲覧・検索機能
ア 年月日を選択して、一日単位で本文を閲覧
イ キーワード入力による検索
(4)原本画像データの閲覧
和暦(元号)を選択して、1ヶ月〜1年単位で、原本画像を閲覧
公開日時
平成30年3月26日(月)
その他
鳥取藩の領域は、現在の鳥取県の県域とほぼ一致しており、県単位をカバーする江戸時代のテキストデータベースをインターネット上で公開するのは、全国でも初。