教育関係・報道提供資料

「鳥取西道路の遺跡を掘る-平成27年度の発掘調査−」を開催します

2016年03月18日提供 資料提供


提供機関

提供課等:教育委員会(事務局)文化財課   担当/係名:歴史遺産室 
電話番号:0857-26-7934

内容

(公財)鳥取県教育文化財団では、一般国道9号(鳥取西道路)の改築に伴う発掘調査を実施しています。平成27年度の発掘調査では、大桷遺跡で平安時代の祭祀を行った跡やその関連遺物が見つかるなど、貴重な発見がありました。これらの発掘調査の成果を広く公開するため、「鳥取県立博物館 歴史の窓コーナー」にて発掘調査速報展を開催します。
 ついては、御取材、御紹介していただきますようお願い申し上げます。

会期・会場

(1)会期:平成28年3月23日(水)〜4月24日(日)(休館日:3月28日(月))
(2)会場:鳥取県立博物館 歴史・民俗常設展示室 歴史の窓コーナー(常設展の入館料が必要です)

展示内容

(公財)鳥取県教育文化財団が、平成27年度に発掘調査を実施した大桷(だいかく)遺跡、高住宮ノ谷(たかずみみやのたに)遺跡、松原田中(まつばらたなか)遺跡、下坂本清合(しもさかもとせいごう)遺跡の4遺跡についての発掘調査成果を展示します。
(1)大桷遺跡(鳥取市大桷)
 平成26年度から発掘調査を行っており、これまでの調査で、縄文時代晩期から中世(約3,000〜500年前)の遺構や遺物が見つかっています。平成27年度の調査では、平安時代の建物跡や祭祀が行われた場所などが見つかりました。今回の展示では、その祭祀につかわれた人形(ひとがた)を展示します。
(2)高住宮ノ谷遺跡(鳥取市高住)
 平成26年度から調査を行っており、これまでに縄文時代早期の土器のほか、古墳時代後期から古代の建物跡、中世の水田跡や土坑など、縄文時代から中世(約8,500〜500年前)にかけての遺構や遺物が見つかっています。今回の展示では、中世の土坑から出土したこけら経を展示します。
(3)松原田中遺跡(鳥取市松原)
 弥生時代から古墳時代(約2,200〜1,500年前)を中心とする遺跡であり、平成27年度の調査では、古墳時代前期の建物跡が多く見つかりました。今回の展示では、ほぼ完全な形で見つかった古墳時代前期の青銅製の鏡を展示します。
(4)下坂本清合遺跡(鳥取市気高町下坂本)
 平安時代から鎌倉時代(約900〜800年前)にかけての遺跡です。今年度の調査では、中世の建物跡や井戸の跡、川の跡、水田跡などが見つかりました。今回の展示では、井戸に使用された曲物のほか、漆器椀、水田跡から出土した経典の書かれた土器を展示します。

問い合わせ先

公益財団法人鳥取県教育文化財団 調査室 
(担当:玉木)
〒680-1133 鳥取市源太12番地
電話:0857-51-7552
ファクシミリ:0857-51-7550
E-mail tottori-kyobun@kyobun.sakuratan.com

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最後に本ページの担当課
   鳥取県教育委員会事務局教育総務課
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