「戊辰戦争終結150年 河田左久馬とその時代 リターンズ」の展示を行います
2019年03月14日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
博物館の歴史・民俗展示室「歴史の窓コーナー」を下記の通り展示替えを行いますので、県民の皆様にひろく周知するため、ぜひ取材いただきますようお願いいたします。
趣旨
平成31年(2019)は戊辰戦争終結から150周年を迎える節目の年です。鳥取藩は官軍として多くの藩兵を送りましたが、この戦いで軍功をあげたのが、鳥取藩士の河田左久馬(1828-97)でした。河田は幕末に鳥取藩二十二士のひとりとして「京都本圀寺事件」(藩主側近の殺害事件)を起こし、脱藩の身となりましたが、戊辰戦争が始まると、藩への帰参を許可され、新政府軍の下参謀として部隊を指揮しました。また丹波国桑田郡山国村(現京都市)の郷士によって組織され、戊辰戦争では鳥取藩に属して従軍した「山国隊」の隊長を兼務しました。そして廃藩置県後には、鳥取県初代の権令(県知事に相当)として活躍しました。
本展では、昨年9月に開催した「河田左久馬とその時代」展を再構成し、新たな展示品も加え、河田左久馬の戊辰戦争での足跡をご紹介します。
展示資料
・下参謀の印影(河田が戊辰戦争で用いた印章の印影)《初公開》
・河田が母と妻に宛てた手紙(戦争前に決死の覚悟を書き送ったもの)
・藩主池田慶徳の感状(河田の戦功を褒め称えた藩主からの文書)《新規出品》
・戊辰戦争の論功行賞(軍功に対する明治政府からの賞与)
・河田左久馬の錦絵(戊辰戦争で活躍した人物の武者絵として販売されたもの)
・鳥取県権令の辞令(河田宛の辞令)《新規出品》
展示期間
平成31年3月19日(火)から4月21日(日)
展示場所
鳥取県立博物館1階 歴史民俗常設展示室「歴史の窓」コーナー
問い合わせ先
県立博物館 学芸課 人文担当(電話0875−26−8044)