(1)日時 11月18日(土)
午前の部 午前10時30分から午前11時30分まで
午後の部 午後13時30分から午後14時30分まで
小雨決行。荒天中止の場合は当日の午前9時に(公財)鳥取県教育文化財団調査室ホームページとフェイスブックでお知らせします。
ホームページ http://kyo-bun.sakura.ne.jp/chosasitsu.html
フェイスブック https://www.facebook.com/chosasitsu/
(2)場所 長瀬高浜遺跡現地(東伯郡湯梨浜町はわい長瀬)
(3)参加方法 申込不要
(4)駐車場 約70台
駐車台数が限られていますので、なるべく乗り合わせのうえお越しください。
(5)問合せ先 (公財)鳥取県教育文化財団調査室
電話0858-35-5335
公用携帯080-5757-9489(当日のみ)
(6)その他
湯梨浜町教育委員会との共催として実施し、当日は長瀬高浜遺跡の過去の調査で見つかった出土品を展示する羽合歴史民俗資料館(湯梨浜町役場隣接)を特別開館します。
開館時間 11時から13時まで、14時から15時30分まで
展示解説 第1回 11時45分から 第2回 12時45分から 第3回 14時45分から
入館料100円(こども50円)
(1)調査期間 令和5年6月1月〜12月中旬(予定)
(2)調査面積 3093平方メートル
(3)遺跡概要
・東郷湖の北西側、北条砂丘に位置する砂丘遺跡。
・1977年(昭和52年)から1998年(平成10年)にかけて、天神川流域下水道天神浄化センターや一般国道9号(北条道路)の建設に伴い、約8万平方メートルを発掘調査。
・過去の調査では、弥生時代から江戸時代にかけての多種多様な遺構や遺物を発見。竪穴建物跡261棟、掘立柱建物跡64棟、井戸跡12基、古墳を含む埋葬施設101基など。
・古墳時代には、「神殿」の説もある大型の建物跡が発見されるなど、大規模な集落が営まれた。集落の一角から大量に出土した埴輪は国の重要文化財。
・古墳時代の竪穴建物跡60棟以上、井戸跡1基、古墳4基などを新たに確認し、大量の土器や石器、鉄器が出土しました。
とくに、古墳時代の集落遺跡では山陰最多であった竪穴建物跡の数がさらに増加し、遺構が密集する集落の特徴がより鮮明となりました。
・古墳時代前期(約1700年前)の竪穴建物跡では、囲炉裏と考えられる炉跡が極めて良好な保存状態で出土しました(写真2)。
類例のない構造で、古代における囲炉裏の構造や調理方法を解明するうえで貴重な発見です。
・古墳時代後期(約1400年前)の径約15メートルの円墳では、埋葬施設の箱式石棺(石を組み合わせてつくられた棺)から2体の人骨及び副葬品の鉄鏃(てつぞく、鉄のやじり)が出土しました(写真3)。
※箱式石棺は調査を終えて解体したため現地に残っていません。