県立博物館 歴史・民俗展示室「歴史の窓」コーナーを展示替えしました
『古今童謡』のすべて
―新指定文化財「山陰における口承文芸の記録(童謡・民話等)」―
2024年04月17日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:学芸課人文担当
電話番号:0857-26-8044
令和6年2月5日、鳥取県文化財保護審議会は、当館所蔵の『古今童謡』と酒井董美氏(口承文芸研究者)収集の童謡・民話等を「山陰における口承文芸の記録」として鳥取県有形民俗文化財に指定するよう答申しました。今後、当館所蔵の歴史資料と民俗資料が、鳥取県の有形民俗文化財に指定されます。
歴史資料である『古今童謡』は、民俗事象の中でも口頭で伝承される口承文芸が、江戸時代中期の鳥取藩士によって記録されているという、貴重な記録といえます。また、一方で鳥取県内で長く伝えられてきたわらべ歌(民俗資料)には、同書に収録されたものに似通ったものがあります。
これら2件の資料を合わせることで、山陰・鳥取の口承文芸の特色を歴史民俗的に物語ることができる、という点が文化財の意義です。この展示では、『古今童謡』のすべてを見せます。
展示資料
古今童謡 1冊
展示期間
令和6年4月9日(火)から 同年5月19日(日)まで
展示場所
県立博物館 歴史・民俗展示室 「歴史の窓」コーナー