歴史民俗常設展示室歴史の窓コーナーで「碧川(みどりかわ)かた-女性の権利を求めて-」を展示します
2016年01月19日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
今年は日本で初めて女性に参政権が認められてから70年目にあたります。鳥取県出身である碧川かたは、東京で看護婦として働き、後に市川房枝らと女性参政権の獲得を目指して活動した人です。本展では、碧川かたと女性参政権活動について紹介します。*碧川かた(1869〜1962)は、明治の初めに鳥取で生まれ、若くして兵庫県龍野市の三木家に嫁ぎ、幼い子を残して離婚した後、東京帝国大学(後の東京大学)医学部附属病院看護婦養成所で看護婦の資格を取って働き始めしました。そして、新聞記者で鳥取に縁(ゆかり)のある碧川(みどりかわ)企救男(きくお)と再婚しました。企救男は、ベルサイユ条約(1919年)の取材のためにヨーロッパを訪れ、そこで海外の女性の活動を知り、かたに伝えました。このことが、かたが女性参政運動を始めた一因だと言われています。
記
会場
鳥取県立博物館歴史民俗常設展示室「歴史の窓」コーナー
日時
平成28年1月20日(水)から平成28年3月21日(月)まで
主な展示資料
『女権』創刊号(当館蔵)、婦人参政同盟の名刺(当館蔵)、看護婦時代の写真(当館蔵)、「姦通罪に対する男女同罪の刑法制定に関する請願」(当館蔵)等