県立博物館 講演会 「世界史からみた山陰の縄文時代」を開催します
2016年02月25日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
縄文時代は、世界史的な時代区分で見ると、磨製石器を使用することから新石器時代として理解されることが多い。しかし、新石器時代の指標である農耕や牧畜の存在は確認できず、栽培はあっても本格的な食料生産技術は未だ確立していない。その意味で、縄文時代・縄文文化は世界史的に非常にユニークな存在である。
今回の講演では、縄文時代の集落や墓制研究を専門とする講師をお招きして、縄文時代研究史や、人類学的知見を踏まえた縄文人の来歴などから、最先端の縄文時代のイメージを示していただく。さらには縄文時代における東西の地域性、特に山陰地方における縄文文化について触れた後で、これをアジア大陸東岸、北アメリカ大陸北西岸などと比較し、世界史の中に位置付けたときに見えてくる山陰地方の縄文文化の特質を語っていただく。
日時
平成28年2月28日(日)午後2時〜3時30分
会場
鳥取県立博物館 講堂
講師
国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学 教授 山田 康弘(やまだ やすひろ) 氏
<講師略歴>
1967年東京生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史人類学研究科中退。博士(文学)。熊本大学文学部助手、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム学芸員、島根大学法文学部教授を経て、現在は国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授。
著書に『生と死の考古学―縄文時代の死生観―』(東洋書店)、『老人と子供の考古学』(吉川弘文館)、『縄文人がぼくの家にやってきたら?!』(実業之日本社)、『つくられた縄文時代』(新潮社)などがある
定員
230名
聴講料
無料
申し込み
不要
問い合わせ先
鳥取県立博物館 学芸課 人文担当
電話 0857−26−8044 ファクシミリ 0857−26−8041
〒680−0011 鳥取市東町2丁目124
その他
これは、とっとり県民カレッジ連携講座です。