「トピック展示3 明治維新の一級資料 安達清一郎関係文書の世界」の展示を行います
2022年03月17日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
当館歴史・民俗展示室内において下記の通り展示替えを行いますので、県民の皆様にひろく周知するため、ぜひ取材いただきますようお願いいたします。
趣旨
3月21日(月・祝)に開催する鳥取藩明治維新シンポジウム「安達清一郎とその時代」にあわせて、安達清一郎の自筆日記、桜田十八士の一人である関鉄之介の手紙、のちに一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)の側近として知られる平岡円四郎(ひらおかえんしろう)の手紙などを公開します。
これらの古文書群は、県立博物館が寄託を受けている鳥取藩士安達清一郎(あだちせいいちろう)の古文書群から見つかりました。安達の自筆日記は、鳥取藩および幕末・維新期の研究に必要不可欠な第一級の基礎史料として知られ、戦前に一部が「安達清風日記」(日本史籍協会叢書)として刊行されていましたが、長い間所在不明とされていました。このたびの調査で原本の存在が確認されましたので、ここに初公開いたします。また関鉄之介(せきてつのすけ)は、水戸藩士で、桜田門外の変において井伊大老暗殺の実行を指揮した人物です。変後に幕吏の捕を逃れるため、鳥取城下に潜伏し、安達に救援を求めました。関の手紙はこのときに書かれたもので、幕末の激動を肌で感じることができる資料のひとつです。また以前に展示して好評いただいた平岡円四郎の手紙も改めて公開します。
展示資料
(1) 安達清一郎の日記 1冊(桜田門外の変の詳細を伝える内容)
(2) 安達清一郎の日記 1冊(江戸の昌平黌書生寮での修業時代の日記)
(3) 関鉄之介の手紙 万延元年(1860年)4月5日付 1通
(4) 平岡円四郎の手紙 元治元年(1864年)2月17日付 1通
(4点とも個人蔵、1から3は初公開)
展示期間
令和4年3月21日(月・祝)から令和4年4月17日(日)
ただし3月22日、28日、4月4日は休館日
展示場所
鳥取県立博物館1階 歴史民俗常設展示室内(近世コーナー)
入館料
常設展示観覧料180円(団体150円)、次の方は無料(大学生以下・70歳以上の方・学校教育活動での引率者・障がいのある方・難病患者の方・要介護者及びその介護者)
問い合わせ先
県立博物館 学芸課 人文担当 (電話0857-26-8044)