県立博物館歴史民俗展示室において特集展示 明治150年記念「幕末・明治の鳥取」の第1期展示「明治維新がやってきた西園寺公望と山陰道鎮撫使」を開催中です
2018年08月02日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
平成30年(2018)は,明治元年(1868)から起算して満150年に当たります。幕末から明治初年にかけての時代は、「武士の時代」から「平民の時代」へと社会の構造が劇的に変化をとげ、新来の西洋文化によって人々の生活は大きく変容するなど、まさに激動の時代であったといえます。鳥取県立博物館では、館蔵資料を中心に激動の幕末から明治の鳥取県を4期にわけて特集展示を開催します。その第1期として、明治元年2月、鳥取藩民がはじめて明治維新を経験した「山陰道鎮撫使(さんいんどうちんぶし)」を取りあげて展示します。ついては、県民のみなさんに広く周知するため、取材をお願いします。
記
展示テーマ
特集展示 明治150年記念「幕末・明治の鳥取県」
第1期「明治維新がやってきた 西園寺公望と山陰道鎮撫使
山陰道鎮撫使(さんいんどうちんぶし)…慶応4年(明治元年)1月4日、官軍と旧幕府軍が争った「鳥羽伏見の戦い」の最中、天皇の退避路を確保するために派遣された使節。総督は、のちに総理大臣となる若き日の西園寺公望(さいおんじきんもち)。薩摩・長州の藩兵ら約500人が山陰道を行軍し、2月5日から20日まで鳥取城下に駐屯した。
主催
鳥取県立博物館
主な展示内容
・西園寺公望本陣の宿札(個人蔵)
西園寺が由良宿(北栄町由良宿)の佐伯家に宿泊した際に門柱に掲げられた宿札。
・高見尚政「年々略誌」(個人蔵)
松河原村(現、大山町)の神主高見尚政の日記。鎮撫使が下市宿(現、大山町)で休憩した時のことが記される。
・池田慶徳所用「冠」(館蔵)
最後の鳥取藩主池田慶徳が使用した正装用の冠。
展示期間
平成30年7月24日(火)から平成30年9月24日(月・祝)まで
会場
鳥取県立博物館 歴史・民俗展示室 近現代コーナー
入館料
常設展示観覧料180円(団体150円)
今後の予定
第2期「志士から初代県知事へ 河田左久馬とその時代」会期:9月26日(水)から11月9日(金)
第3期「地図・刷物にみる明治の鳥取」会期:11月10日(土)から平成31年1月6日(日)
第4期「絵師から政治家へ 沖守固とその時代」会期:平成31年1月8日(火)から3月10日(日)