県立博物館 歴史の窓「鳥取のお酒事情」の展示を行います
2020年01月21日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
当館歴史・民俗展示室「歴史の窓コーナー」の展示替えを行いますので、県民のみなさんにひろく周知するため、ぜひ取材いただきますようお願いいたします。
記
展示テーマ
鳥取のお酒事情
趣旨
冠婚葬祭など祝いの席に日本酒は欠かせない嗜好品です。鳥取県内には日本酒の蔵元が16蔵(酒造組合に加盟している蔵)あり、地元に根ざした酒造りが行われています。日常的に飲まれている日本酒であるが、その歴史について知る機会はあまり多くありません。
そこで、江戸から大正時代頃までの鳥取県内(とくに鳥取市域)の日本酒事情について、館蔵の酒造業関係資料や酒器などからその歴史をひもときます。
主催
鳥取県立博物館
主な展示内容
(1)江戸時代の酒造業
鳥取藩の「清酒」の元祖は鳥取城下の町人高砂屋と言われている。この高砂屋から始まる、江戸時代の鳥取藩の酒造業について、制度的な変遷や酒造家について紹介する。また、大正年間の県下酒蔵の一覧表を展示し、その変遷を紹介する。
主な展示品
「世代勤功録」(高砂屋の由緒書、個人蔵)
「酒株根帳」(幕末、鳥取城下の酒造業者名簿、館蔵)ほか
(2)いろいろな酒器
館蔵のさまざまな酒器から酒の歴史について紹介する。
主な展示品
(池田家家紋入り)銚子・盃(江戸時代)
軍隊退役記念ほか各種徳利・盃(明治〜戦前)
燗瓶(幕末〜明治頃)、通徳利(中川酒造、戦前)ほか
(3)定点写真から見る県内駅前の日本酒看板
かつて、駅前には地元の酒蔵の酒名が入った看板が必ず存在した。昭和48年から5年おきに撮影している県内の定点写真のなかから、駅前にスポットをあて地酒看板の姿を探る。
展示期間
令和2年1月21日(火)〜令和2年3月22日(日)
会場
鳥取県立博物館 歴史・民俗展示室「歴史の窓」コーナー
入館料
常設展示観覧料180円(団体150円)
問い合わせ先
県立博物館学芸課人文担当主任学芸員大嶋陽一
電話0857-26-8044