県立博物館では民俗学の講演会(日常学としての民俗学―柳田國男と橋浦泰雄から考える―)を開催します。
2019年11月19日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044
かつて民俗学者の柳田國男(やなぎだ・くにお)は『明治大正史世相篇』(1931年)という書物で、明治・大正時代の日本人の暮らし方の変化(生き方の変化)を生き生きと描き出しました。その柳田が日本の民俗学を形成する上で、裏で支え続けていったのが、本県岩美町出身の橋浦泰雄(はしうら・やすお)でした。二人には共通点が多く、橋浦は柳田の並走者として多方面で活躍しますが、二人のもっとも根本にあるのは、「日常」を見つめることであり、自分たち「生活」のなかの、足元の歴史を照らすことでした。
この講演会では、民俗学本来の、身の回りの日常的でありふれた事象に再び着目して、現代社会に見られる事例を、日常学としての民俗学の観点から取り上げながら、現在学としての民俗学のあり方をお話いただきます。
記
日時
令和元年12月8日(日)午後2時〜3時30分
会場
鳥取県立博物館 講堂
講師
岩本通弥(東京大学教授)
対象
一般
定員
250名
申込み
不要
参加(聴講)料
無料
とっとり県民カレッジ連携講座