教育関係・報道提供資料

青谷横木遺跡から古代の「女子群像」の板絵が見つかりました

2016年12月06日提供 資料提供


提供機関

提供課等:教育委員会(事務局)文化財課   担当/係名:歴史遺産室 
電話番号:0857-26-7934

内容

鳥取県埋蔵文化財センターは、一般国道9号(鳥取西道路)の改築に伴い、平成25年度から平成27年度にかけて青谷横木遺跡(あおやよこぎいせき)の発掘調査を実施し、古代の官道(かんどう)「山陰道(さんいんどう)」やそれに接続する条里遺構(じょうりいこう)、さらに県内一の出土量を誇る多量の木簡(もっかん)や木製祭祀具(もくせいさいしぐ)を発見しました。現在、整理作業を実施していますが、その過程で新たに墨で描いた古代の「女子群像(じょしぐんぞう)」の板絵(いたえ)を発見しましたので、下記のとおり記者発表を行います。御多忙な時期ですが、ぜひ取材くださるようお願いします。

日時

平成28年12月14日(水)午前10時から正午まで

場所

鳥取県庁第2庁舎4階 教育委員会第32会議室(鳥取市東町一丁目271番地)

板絵について

(1)7世紀末〜8世紀初頭に築造された古代の官道(かんどう)「山陰道(さんいんどう)」と10世紀代につくられたと考える条里遺構(じょうりいこう)の交点にあたる箇所から出土。
(2)古代の『女子群像(じょしぐんぞう)』としては、国内では国宝「高松塚古墳壁画(たかまつづかこふんへきが)」(奈良県、7世紀末〜8世紀初頭)に次いで2例目の出土。ただし、墨書した板絵での出土は全国初。
(3)国宝「高松塚古墳壁画」等と共に、古代における東アジア世界での絵画表現を比較検討するうえで貴重な資料となる可能性が高いので、現在、考古学だけでなく美術史等の関連分野を含めて、板絵表現の価値や青谷横木遺跡から出土した意義について詳細な調査を行っているところ。その調査成果の速報を記者発表するもの。
※関連する中国大陸・朝鮮半島系の絵画表現のある銅板(破片)についても紹介。

報道機関に提供した資料(PDFファイル)

アドビリーダのダウンロード


最後に本ページの担当課
   鳥取県教育委員会事務局教育総務課
  住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目271
  電話  0857-26-7505    ファクシミリ  0857-26-8185
   E-mail  kyouikusoumu@pref.tottori.jp