日野高校生徒からの「金融と経済を考える高校生小論文コンクール」受賞知事報告
2021年03月25日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)高等学校課
担当/係名:高校教育企画室
電話番号:0857-26-7517
日野高等学校総合学科1年生の生徒が金融広報中央委員会主催「第18回金融と経済を考える高校生小論文コンクール」において、特選5編のうちの「日本銀行総裁賞」を受賞したことを下記のとおり、知事に報告します。
記
日時・場所
(1)日時 令和3年3月29日(月)午後1時55分から午後2時(5分間)
(2)場所 江府町役場 町長室
訪問者(2名)
■ 日野高等学校 総合学科1年生 白迫 健翔(しらさこ けんと)…日本銀行総裁賞受賞者
次第
(1)出席者の紹介
(2)学校長より訪問の御挨拶
(3)受賞者より報告
(4)知事からの激励等
「金融と経済を考える高校生小論文コンクール」について
主催 | 金融広報中央委員会 |
後援 | 金融庁/文部科学省/日本銀行/全国公民科・社会科教育研究会/公益財団法人全国商業高等学校協会/全国家庭科教育協会/日本私立中学高等学校連合会 |
応募資格 | 高校生、中等教育学校生(後期課程)、高等専門学校生(3年生まで)、高等専修学校生 |
応募・賞 | ・毎年実施され、今年で18回目。
・今年度は、全国の高等学校から1,802点(昨年度1,630点)の応募のうち、40点が入賞。
■特選5編(賞状と奨学金5万円)
→金融担当大臣賞/文部科学大臣賞/日本銀行総裁賞(今回受賞)/全国公民科・社会科教育研究会会長賞/金融広報中央委員会会長賞
■秀作5編(賞状と奨学金2万円)
■佳作30編(賞状と図書カード6千円分)
<学校賞(特選受賞者在籍校)5校(賞状と図書カード1万円分)> |
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テーマ・字数 | ・金融や経済に関することであれば自由
・字数は、空白を含む2,000字〜4,000字 |
審査員 | 天野 晴子(日本女子大学教授)/松島 斉(東京大学大学院教授)/山田 真哉(公認会計士・税理士)/中村 香織(金融庁総合政策局総合政策課総合政策管理官)/藤野 敦(文部科学省初等中等教育局視学官)/大山 敏(全国公民科・社会科教育研究会会長)/林 新一郎(日本銀行情報サービス局長)/武井 敏一(金融広報中央委員会会長) |
「日本銀行総裁賞」受賞作品について
テーマ | 「自然と共存し人にやさしい農業とは」 |
内容 | ・高校で農業を学び「農業への道」を模索し、農協との関わりや目指す農業の在り方を考え、将来の目標を定める。
・曾祖母が畑で作った野菜を近所の人におすそ分けして喜んでもらう姿を見て、農業は人を幸せにできると考え、農業を学べる高校へ進学するも、入学式の日に曾祖母が他界。
・曾祖母が「農協には出すもんじゃない」と言っていたことを疑問に思い、農協の仕組みを調べ、現役の農家から話を聞くなどして、その長所と短所を深く理解していく。
・農業で安定した収入を得るために、農協に出荷することに加え自分でも販売していくことで「人とのつながり」も広げたいと考える。
・将来は、生態系を守り、ビオトープを作り交流の場とし、自然と共存する農業、特に無農薬の良さを伝えていくという目標を定め、曾祖母の思いを受け継ぎ、夢の実現のために努力することを決意する。 |
審査員評価 | ・高校1年生ながら自分の進む道を高らかに宣言した清々しい文章。
・農業について複数の市場の形態を調べ、自分なりの経営戦略を議論していて深みがある。 |
応募までの経緯 | ・日野郡公設塾「まなびや縁側」の講師に勧められたのがきっかけ。
・1年生の夏季休業中に執筆し、何度も書き直しをして応募し、今回の受賞に至る。 |
その他
■ 受賞者の抱負
・高校で農業の基礎を学びながら、通っている「まなびや縁側」のフィールドワークで農家の人たちとの関わりを大切にしたい。
・将来は大学への進学を希望。
■ 受賞者は、本年度「鳥取県教育長表彰」を受賞。
■ 日野高校はこのコンクールで、特選受賞者在籍校の「学校賞」を受賞。